狭いスペースでも子ども部屋に出来るの?ベストなサイズは?

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春が近づき、子ども達の入学や新学期に備え始めているという親御さんの中には、学生生活で必要な身の回りの物を用意することに加え、家の中も子ども達のために、部屋を準備したいと思われるかもしれません。しかし、どの部屋を子どもにすると最適なのか、現在は子ども部屋がないものの、どのスペースをどれだけ子ども部屋にあてると良いのだろうか、と悩む方は少なくありません。

子ども部屋をつくるうえで、どのぐらいのサイズが必要なのでしょうか?狭いスペースでもリノベーションによって子ども部屋として活用することは出来るのでしょうか?リノベーションで子ども部屋を作るうえで大切な広さに関する考え方や、使いやすい子ども部屋にするうえでのポイントをご紹介したいと思います。

1.  子ども部屋は3畳でも足りる!?

子ども部屋を作るうえでベストな広さとはどれぐらいなのでしょうか?例えば、3畳ほどのスペースでも子ども部屋として活用することは可能なのでしょうか?子ども部屋に関して、広さの視点からご説明したいと思います。

子ども部屋が狭いかどうかは用途次第!

ひと昔前までは、子ども部屋は4.5畳~6畳+クローゼットが一般的なサイズでした。これが一般的だったのは、勉強机にベッドもしくは布団、さらに本棚や整理ダンスが置かれることを想定したサイズだったからです。しかし、最近は子どもや家族の家での過ごし方や、子ども部屋に対しての用途が変化して、子どもにとって必要と思う部屋の広さや、狭いと感じるかどうかは、家庭によって異なっています。

例えば、最近は親の目が届くリビングに勉強スペースを設けるため、子ども部屋には勉強机が必要ないという家庭や、勉強は子ども達がそれぞれ個室で出来るようにして、寝室はひと部屋で一緒にするというケースもあります。このように、子ども部屋に求める用途が違うと、必要な部屋の広さは変わってきます。寝るだけ、もしくは勉強するだけというように用途が限られている場合は、3畳ほどのスペースでも狭いどころか、充分な広さの子ども部屋と言えるかもしれません。

子ども部屋のベストなサイズはどう決める?

用途によって必要と感じる広さが違うので、まずは、子ども部屋を何に使うかを決めましょう。そして、用途に合わせて部屋に何が必要になるかを考えます。勉強をするための机とイス、本棚、また洋服をそれぞれが管理して部屋で着替えるようにするのであれば、整理ダンスやクローゼットが必要になるかもしれません。また、子ども部屋で寝る場合は、ベッドが入るスペースも必要になります。勉強机だけであれば、1畳だけでも充分かもしれません。寝るスペースだけでよければ2畳、勉強と寝るスペースであれば3畳という感じに、必要な家具が入るスペースにあわせて必要な空間を足していくことで、最低限の広さが分かります。そこから、ドアの開閉に必要なスペースや、イスの出し入れに必要なスペース、勉強机やたんすの引き出しを開けて使いやすいスペースなど、実際の動きに合わせて必要なスペースをプラスしていくことで、最低限必要なスペースを導きだすことが出来ます。

さらに、用途を考えるうえでは、数年先のことも考えることが大切です。例えば、幼いうちは、親や兄弟姉妹と一緒に寝るために寝室としての用途の必要性は感じないかもしれませんが、小学校の高学年になったら、一人で寝るようになるかもしれません。また、勉強スペースがリビングにある場合でも、受験生の時期は子ども部屋を個室にして勉強に集中出来るようにしてあげたい、というケースもあります。

今は必要を感じない用途と広さでも、今後必要になるのであれば、前もってそのスペースを確保しておきましょう。さらに、子ども達が自由に部屋をアレンジしたり、友達を呼べるようにしたりするのであれば、導き出した広さに半畳~1畳ほどをプラスすることで、自由度があがります。

2.  狭いスペースでも使いやすい子ども部屋を作るポイント

子どもにとってベストな広さを理解はしても、家の間取りや、暮らす人の人数によって充分な広さを確保出来ない場合もあります。そこで、限られたスペースでも使いやすい子ども部屋を作るうえでのリノベーションのポイントをご紹介したいと思います。

壁を減らして圧迫感を無くす!

狭いスペースでも、全面壁に囲まれていて個室になっているか、窓があったり他の部屋との繋がりがあったりするかどうかで、広さに対する感じ方が変わります。

比較的狭い空間であるのなら、出来るだけ壁になる部分を減らすことで圧迫感を軽減できます。出来れば太陽の光が入り、風が通るように窓のある空間が子ども部屋にはおススメです。また、間仕切り壁を天井まで作るのではなく、可動式の棚やパーティションで区切ったり、腰壁にしたり、室内窓を設けたりすることで、他の部屋と繋がりが出て開放的になります。完全個室ではない子ども部屋は、家族の気配を感じられて安心感があったり、コミュニケーションがとりやすかったりするというメリットもあり、充分な広さを確保できる場合でも、あえて部屋同士に繋がりを持たせることは人気です。

収納の位置が大事!

確保できる子ども部屋のスペースを出来るだけ有効活用するためには、部屋の中に物が溢れないように、収納量や位置をしっかり考えておくことが重要です。

例えば、子ども部屋それぞれにクローゼット設けるよりも、ファミリークローゼットにすれば、子ども部屋にクローゼット分のスペースや、クローゼットドアを開閉するスペースの必要がなくなります。また、本棚を家族で共有できる場所に設けて、使う時だけ部屋に持っていくようにすれば、子ども部屋に収納棚は必要なくなるかもしれません。勉強のための部屋にする場合も、文房具や勉強道具を持ち込むスタイルにすることも出来ます。しかし収納場所が沢山あっても、位置が悪いと、収納するのが面倒になり、子ども部屋に物が溢れてしまうという失敗例もあるので注意が必要です。学校からの帰宅後に荷物を置きやすい場所や、子ども部屋に持ち運びやすい場所かどうか、導線を考えたうえで収納スペースを決めるようにしましょう。

3. まとめ

子ども部屋に適した広さは、子ども部屋をどのように使うか、それぞれの家庭によって異なります。勉強場所や寝る場所、洋服の収納など、子ども部屋に求める用途を考えて、それに必要な家具を具体的に考えてみることで、自分の家や子どもにあった部屋の広さを見出すことが出来ます。また、比較的狭いスペースでも、壁を出来るだけ減らし、圧迫感を無くすことや、他の部屋との繋がりを持たせて開放感を出すことで狭さを軽減できます。また、収納するものや位置をしっかり考えることで、限られたスペースでも有効活用することが可能になります。

暮らしにあった広さで、使いやすい子ども部屋にリノベーションするなら、家族にとっても暮らしやすい家にすることが出来ます。




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