水回りリフォームの失敗から学ぶ!キッチンとキッチン周りの失敗と対策

水回りリフォームの失敗から学ぶ!キッチンとキッチン周りの失敗と対策キッチンやユニットバスなど水回りの設備機器は消耗品です。そのため、大切な人たちとお気に入りの場所で長く暮らしていくために、家の水回りのリフォームは必須であり、暮らしやすさに影響する大切な部分でもあります。後悔のない満足のいく水回りリフォームにするためには、ただ設備を新しいものに取替えるだけではなく、暮らしに合わせた機能や間取りを考えたリフォームを行わなければいけません。

水回りリフォームの中でも、今回はキッチンとキッチンに関係する間取りにスポットをあて、失敗例と失敗を避けるための対策をご紹介したいと思います。

1.  キッチンリフォームの失敗例と対策

キッチンを使いやすく、おしゃれな空間にする目的でリフォームしたにも関わらず、使い辛さを感じたり、思っていたよりもキレイな空間にならなかったりして後悔している方は少なくありません。どんな点に問題があったのでしょうか?失敗例と、その対策をご紹介したいと思います。

対面キッチンは見栄えは良いが汚れも目立つ!

キッチンのリフォームで多いのは、壁付けキッチンを対面キッチンにするというリフォームです。家族の顔を見て会話を楽しみながら料理が出来ること、数人でキッチンを囲んで料理を楽しめること、開放的でオシャレなキッチンになるなど、対面キッチンには多くのメリットがあります。

しかし一方で、対面でオープンな空間になったことから、キッチンを常に片づけていなければ散らかっているように見えたり、汚れが目立ってしまったりしてストレスになってしまったと後悔しておられる方もいらっしゃいます。特に存在感を放つアイランドキッチンはオシャレですが、どこからでも見えることがデメリットになってしまうかもしれません。

対面キッチンにする場合は、腰壁を立てたり、カウンターを設けたり、背面収納を付けたりして、手元が隠れるようにすることで、フルオープンなキッチンを避けられます。また、対面タイプでもフルオープンになるアイランドキッチンではなく、シンク部分だけ対面になるようなⅡ型キッチンやペニンシュラキッチンにして半分は壁で隠すなどの工夫も出来ます。

キッチンサイズは同じなのに狭くなる!?

今あるキッチンと同じ位置に同じサイズのキッチンにリフォームしたにも関わらず、前よりも使い辛くなったという失敗例があります。

これは、キッチン本体の間口のサイズは同じでも、ガスコンロが2口から3口になったり、シンクのサイズが大きくなったりして作業スペースが狭くなったことで、使い辛さを感じることに原因があるかもしれません。また、他にもキッチンの収納部分が扉ではなく引き出しになったことで収納量は増えたものの、引き出すことで通路が狭くなったというケースや、食洗器を入れたことで収納スペースが狭くなったというケースもあります。

さらに、I型キッチンと同じ間口で、L型キッチンに交換したことで作業スペースが広くなると思っていたのに、L字部分は作業スペースとして使えず、むしろ狭くなってしまったと後悔する方もいらっしゃいます。

同じ間口サイズで最新のキッチンにリフォームすれば、同じ使い勝手だろうとか、使いやすくなると思わずに、シンクやコンロ、作業スペースがそれぞれどのぐらいのサイズで、自分の希望に合っているかどうかを確認すること、収納スペースや食洗器など必要な設備を取り入れることで、影響する部分はないかを確認することを忘れないようにしましょう。

そのためにも、リフォーム全体だけではなく、キッチン本体に求めることを箇条書きにして優先順位をつけておくことは役に立ちます。

2.  キッチンリフォームの間取りの失敗例と対策

家事導線を良くしたり、水回りを使いやすくしたりするには、キッチン本体だけではなく、キッチンやダイニングなどの間取りやレイアウトもよく考えて設置する必要があります。キッチンに関係する間取りに関しての失敗と、その対策についてご紹介したいと思います。

荷物が運び入れにくい導線で後悔

料理中の導線は良いものの、買い物の荷物を運び入れる導線が悪いという失敗例があります。特に、家族が多く買い出しの量が多い家庭や、食品を大量にストックしている家庭、庭で野菜を育てていたり、釣りが趣味で魚を持ち帰ったりする家庭では、外からの導線が悪いと、荷物の運び入れが億劫になってしまいます。そのため、キッチン内だけの導線だけではなく、外からキッチンやパントリーに入るまでの導線もよく計画しておく必要があります。

玄関からキッチンやパントリーまでの導線が出来るだけ短くなるようにレイアウトすることを心がけましょう。間取りの関係上、玄関からの導線を短くできない場合は、勝手口や窓を設けることで、駐車場や外からキッチンまでの導線を短くすることが出来る場合もあります。

また、荷物が多くても出入りしやすいように、玄関もしくは庭に近い勝手口や窓からキッチンまでの通路の床材をタイルなどの土間にしておけば、靴を脱がずにキッチン部分まで土足のまま入れて直接荷物を運ぶことが出来るので便利です。

また、荷物を運び入れた先に、一度荷物を置いて広げられるようなテーブルやカウンターがあると、置き場所に困らずにすみます。玄関からカウンター、カウンターから冷蔵庫やパントリーなどの収納スペースまでの導線を具体的に考えて、レイアウトを考えるようにしましょう。

音と匂いが意外と漏れる

導線を短くしたり、空間を広く使えるようにしたりするうえで、キッチンを独立した空間にするのではなく、LDKをワンルームにするお宅は少なくありません。また、家族が顔を合わせ会話しやすい間取りにするために、LDK内に階段を設けて2階に上がれるようにしている間取りも人気です。しかし、この間取りにしたことで問題になりやすいのが音と匂いです。

料理している本人は気づかないものの、意外と調理中の音や匂いは広がるものです。反対に、リビングのテレビの音がキッチンに聞こえてうるさいと感じるケースもあります。料理の匂いが次の日もリビングや2階の部屋に残ってしまい気になる方もいらっしゃいます。特に対面キッチンでは、壁付けキッチンよりもリビングに近づくため匂いが広がりやすくなる傾向があります。

LDKをワンルームにする場合は、窓や勝手口から換気しやすい位置にキッチンを配置したり、リビング階段を設けたりする際には、階段の入り口にドアを設けたりすることで、匂いや音漏れを防ぐことが出来ます。また、部分的に間仕切り扉を設けて空間を分けることが出来るようにするだけでも、時間や用途に合わせて音を防いだり、料理に合わせて匂いを防いだりすることが出来て便利です。

3. まとめ

消耗品であるキッチンは長年暮らしていくなかで、絶対にリフォームが必要になる時期があります。その時に、よく考えて良い計画のもとにリフォームを行わなければ後悔の残るリフォームになってしまうかもしれません。見栄えや開放感を求めて対面キッチンにする際には、どこまで見えるか、見せるかという点を意識して壁や腰壁の有無を考えましょう。また、キッチン全体のサイズだけではなく、具体的な調理スペースのサイズを確認しておくことや、外からの導線、匂いや音漏れも意識しておくことが大事です。

キッチンを含め全ての設備や間取りにおいて、自分の暮らしにとってのメリットとデメリットを確認して、暮らしに合った水回りリフォームを行いましょう。




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