リフォーム打ち合わせでCGは必須!3Dで確認すべきポイントとは?

リフォームやリノベーションの打ち合わせでは、平面図や立面図といった図面、設備機器のカタログやサンプルなどのツールを使います。様々なツールを使うことで、より分かりやすく、納得しながら進めていくことが出来ますが、特に役立つのがCG画像や3Dパースと言われる、立体的に外観や室内を確認できるツールです。CG画像を使って打ち合わせを行い、リフォームをした方の多くが、CGを活用して良かったと、満足度の高い結果になっています。

そこで今回は、なぜCGを活用すると良いのか、どのように活用できるのかといった点とともに、ご紹介したいと思います。

1. リフォーム&リノベの打ち合わせでCG・パースは必須

CGや3Dパースを使っていないリフォーム会社もある中で、あえて使うことにどんなメリットがあるのでしょうか?必須と思えるどんな理由があるのかを、ご説明したいと思います。

■CGがあるのとないのではこんなにも違う!

●イメージが全然わかず不安!を軽減:リフォームやリノベーションは暮らしや既存の家に合わせてオーダーメイドで行うため、似たような雰囲気や同じ設備機器を使った家はあっても、全く同じで見本となるような家はありません。そのため、説明を聞くだけでは完成後をイメージするのに難しさを感じる方は少なくありません。特に間取りを変えるような大きなリフォームや壁付けキッチンを対面キッチンに変えるようなレイアウトの変更は、平面図だけで説明されても想像しづらいものです。そのため、平面図だけでは詳細を決めるにつれ不安が大きくなっていくかもしれません。その点で、CG画像があると、立体的に完成後の家の中に立っているように室内を確認することができて、唯一無二の我が家をより現実的に確認することが出来て安心です。

●自分の意見が伝わっているかを確認できる:CGで確認せずに工事に入った方の中には、完成した家を見て、『思っていたのと違った!』、『こんなにも伝わっていなかったとは思わなかった』という方が多くいらっしゃいます。好みのテイストを伝えていても、色やデザインなどが理想通りになっているのか、担当者が気持ちを理解して工事に反映しようとしてくれているのか、分かりづらいものです。特に、白黒の平面図では室内のインテリアテイストを確認することが出来ません。その点で、立体的にリフォーム後の室内を確認できるものがあれば、営業担当者や設計者と自分の理想との相違点に気付きやすくなります。平面図では、気付かなかった相違点を、パースを見た時に気付けたという方は少なくありません。

以上のように、CGやパースなどの立体的にリフォーム内容が分かるツールがあるかないかでは、打ち合わせやリフォーム完成時の満足度に大きく違いが出ます。打ち合わせの不安を軽減し、理想が伝わっているか、しっかりと確認しながら打ち合わせを進めるためにCG画像を活用することは大いに役立ちます。

■会社選びでもチェックすべき!

打ち合わせの際にCGによる提案をお願いしたいと思っていても、全てのリフォーム会社や建設会社が対応できるわけではないので注意が必要です。中には、図面すら使わない会社もありますし、図面の作成を外注している会社もあります。また、自社で平面図や立面図は書いていても、CGの作成は行っていなかったり、別途費用がかかったりする会社もあります。

そのため、大まかな打ち合わせが進み、詳細を決める時になってCGが欲しいと思っても、リフォーム会社に作成できる担当者がいなければ、CGが作成できる設計会社やデザイナーさんに別に依頼する必要が出てきます。改めて依頼すると、内容を伝える手間も増えますし、工事前のプランを確認するためだけに費用もかかってしまいます。

しかし、初めからCGによる提案が可能なリフォーム会社に依頼すれば、別途費用をかけることなく、初めから詳細をCGで確認しながらスムーズに打ち合わせを行うことができて、効率化も図れます。

リフォーム会社を選ぶ際には、どんなツールを使って提案してくれるのか、CGによる提案が可能か、費用はかかるのかどうかもチェック項目に入れるようにしましょう。

2. CG・パースを使って確認すべき部分とは?

せっかくCG映像や3Dパースで提案してもらうことが出来る会社でも、施主側が上手く活用しなければ、メリットを最大限に生かすことは出来ません。どんな打ち合わせの際に活用すると良いのか、CGで確認すべきポイントとはどこなのか、ご紹介したいと思います。

■窓や家具の高さとバランス

CG画像の良さは平面図では分からない高さ部分が分かりやすくなるという点です。例えば、窓の高さや天井高、家具の高さとのバランスを確認することが可能です。

例えば、平面上では綺麗に収まっている家具でも、立体的に確認すると窓と緩衝してバランスが悪い場合もあります。棚を付ける位置によっては圧迫感が出たり、家具が置けなかったりすることもあります。

CG画像でプランを作成してもらう際には、使いたい家具の高さやサイズを出来るだけ正確に伝えて、レイアウトしてもらいましょう。配置によっては圧迫感を感じたり、通風や採光の邪魔になることが分かったり、デザインのバランスが悪くなったりしていることに気づけます。

■内装材のデザインや色の比較

好みのテイストに合わせたインテリアコーディネートを確認するうえでも、CG画像は効果的です。同じ間取りやレイアウトでも、コーディネートによって部屋の雰囲気は大きく変わります。そのため、内装材の色やデザインを決める際に、CG画像を使って数パターンを比較してみましょう。

CG画像を活用すれば、床や壁の色を変えると、開放感や圧迫感などの見え方にどれだけ違いが出るのか比較しながら確認できます。間取りを変えるような大きな工事ではなくても、クロスの張り替えやアクセントクロス選びなどでは後悔を防ぐうえで役立ちます。トイレなどの狭い空間や、ひと部屋だけでも、色やデザインの違いを確認をしておくと、好みのテイストに仕上げることができ、完成後に思っていた雰囲気と違う、ということにならないので安心です。

3. まとめ

リフォームやリノベーションは、ライフスタイルや既存の家に合わせたオーダーメイドで行うので、見本となるものがほとんどありません。そのため、打ち合わせの際にはCG画像や3Dパースといった立体的に確認できるツールを使うと安心です。CGを使って打ち合わせを行うことで、平面図ではイメージできない部分が分かりやすくなり、理想が担当者にしっかり伝わっているか、相違はないかを確認しやすくなります。打ち合わせの効率化にも貢献します。CG画像を活用して、窓や家具の高さとのバランスを確認したり、好みのテイストに仕上げるためのコーディネートプランを比較したりもできます。

打ち合わせで活用することにメリットしかないと言えるCG画像を作成できる会社に依頼をして、満足度の高いリフォームを実現させましょう。