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日本は今、65歳以上の人口が全体の四分の一以上を占めています。

高齢になってから持ち家をどうしようかと考えている方も多いのではないでしょうか?

売却して老人ホームに入る人もいれば、
終の棲家として好みの仕様にして維持する方もいます。

二世帯住宅にリフォームして、
お子さんとの同居を考えている方もいるのではないでしょうか?

私も義理の両親が住まう家を、息子夫婦と一緒に住めるように、
二世帯住宅にリフォームしました。

その経験を元に、今回は二世帯住宅の間取りを考える上での
3つのポイントをお知らせしたいと思います。

現役世代とは生活リズムが違う

昔は親の言うことを良く聞いて一緒に生活していた我が子も、
社会の荒波に揉まれ、所帯を持ち立派に働いています。

各家庭で生活環境は違うもの。

お嫁さんは共働きや、パートタイマーだったり、孫は進学塾通いで夜が遅かったり。

お子さんも残業や接待で遅くなることもしばしば。

隠居生活とは違う生活リズムがそこにはあります。

はじめは、新鮮さと嬉しさがあって苦に感じないかも知れませんが、
少しずつ窮屈に感じてしまうかもしれません。

世帯の共有空間をどこまでにするかは大事なポイントになります。

生活に干渉しない

私の経験上ですが、姑は息子のことが気になって気になって仕方ないみたいです。

どんな物を食べているのか?何時に出勤するのか?

挙句の果てには2階の夫婦仲まで気にする始末。

そんなことまで干渉されては、家ではゆっくりできません。お互いに不健康です。

間取りを分けたら、家族といえども、無断で立ち入らないなどのルール作りが大切です。

冷蔵庫のチェックは特に禁物ですよ。

「同じマンションの上下に暮らす」くらいの心持ちで

お風呂・キッチンを共有するのであれば、
リフォームとしては安価に工事できる内容です。

キッチンや浴室を増やすのは意外とお金がかかります。

ですが、台所が、その家庭の家事のやり方の特徴が一番出るところではないでしょうか。

お風呂も一番気兼ねなくゆっくりしたいところですし、
洗濯の仕方一つをとってもやはり家庭の差が出るものです。

「ウチに嫁に来たのだから、ウチのやり方に従ってもらいます!」ということを
受け入れる若者世代は、もうあまり多くはないかもしれません。

イメージとしては同じマンションの上下に暮らしていると思っていただくと良いと思います。

すぐそばにいるけれど、お互いの暮らしを干渉しない。

いわゆるスープの冷めない距離ですね。

玄関・キッチン・浴室・トイレ・洗面全て別々にするのが一番いいのかなと
個人的には思います。

もちろん、予算や広さによってできることに制限は出てきます。

せめて冷蔵庫は二つあると良いでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

昔のようにお子さんと一緒に暮らすことを考えていた方には、
今回の内容はちょっとショックだったかもしれませんね。

でも二世帯住宅にリフォームするなら、一緒に暮らす良さを取り入れつつ、
親世代・子供世代の両方が、気持ちよく暮らせる家にしたいですよね。

二世帯住宅の間取り・予算のご相談は、いつでも受け付けております。

お気軽にリフォーム相談会にお越しくださいませ。スタッフ一同お待ちしております。