ちょっとした不便でも、毎日積み重なってくると、生活の質が落ちてしまうもの。
そんな住まいのお悩みを、リフォームで解決してみませんか?
今回のテーマは、洗面室の湿気対策についてです。
Q:洗面室に置いた木製の衣類ケースにカビが生えてしまいました。
収納してある衣類も湿った感じがします……。
どうしたらよいでしょう?
浴室の湿気を気にする人は多いのですが、
洗面室の湿気を気にする人はあまりいません。
しかし、お風呂から出た瞬間、
湿気は一気に温度の低い洗面室に流れ込み、
浴室の換気扇だけでは排出しきれません。
この様なケースの場合、
A:洗面室に換気扇を設けてください。
と提案するのが普通ですが…
それだけでは、少し不十分なのです。
実は、換気扇を効率よく使用するには、
換気扇とは別の、”空気を送る隙間”(吸気口)が必要です。
空気を外に出したいから換気扇を使うわけですが、
入ってくる空気もないと、スムーズな排出ができないのです。
(空気が出ていくばかりでは、部屋の中に空気がなくなってしまいますからね!)
なので、換気扇を回す場合は、ドアを少し開けるといいのです。
が、洗面室が脱衣所も兼ねている場合、
ドアを開けられない場合が多いですよね。
そんなときにオススメなのが、
写真のように、室内壁の上に窓を設ける事です。
窓を設けることで、こんなメリットがあります。
①入浴中でも自然換気が出来る。
②換気扇の補助としての吸気口が出来る。
③ガラス窓だと照明の確認も出来る。
特にオススメの形状は、室内に風をとり込みやすい「内たおし窓」のガラス窓。
プライバシーの確保や換気効率も考えて、ガラスの材質や、
横長の窓を2つ設けるなど、開口部の位置も工夫してみてください。
また、洗面室を干場する場合は、
換気扇や窓に加えて、
扇風機や除湿器などの設置も検討するといいかもしれませんね。
というわけで、お答えは、
A:洗面室に換気扇+「窓」を設けてください!
です。
さくらリフォームでは、洗面室をはじめとした、中古マンション・一軒家のリフォームのご相談を受け付けております。
リフォーム現場の経験25年以上のキャリアの私が、
★洗面室の湿気で困っている!
★うちの洗面室には、窓はつけられるの?
★どんな換気扇や窓をつければいいのかしら?
といったお客様の事情に合わせて、ご提案させていただきます。
毎週末に無料相談会を開催しておりますので、フォームまたはお電話にてお申込みの上、ぜひお越しくださいませ。お待ちしております!
テリー久井 リフォームマスター
資格/2級建築施工管理技士 住宅検査技術者(インスペクター)
リフォーム業界25年以上のキャリア。営業から企画設計、工事現場まで、一貫して住宅の建築に携わる。
大人になってから建築の仕事に興味を持ち、23歳でニューヨークへ留学。その後、現地の建売住宅やホームセンターを見るため、ロサンゼルスにも度々訪れる。
◆洋風デザインや輸入住宅が好きで、DIYで自宅のデッキやフェンスを作ったり、ペイントやタイルも施工もして楽しんでいます!