幼い子どもたちが成長に伴い、自由に家の中を動き回れるようになる姿を見るのは嬉しい反面、子どもにとっては危険な場所も多いため、目が離せなくなります。そんな時期に役立つのが、ベビーゲートです。ゲートの設置が効果的なのは、幼い子どもだけではなくペットとの暮らしの中で、生活空間を分けたり安全を守ったりするうでえでも役立ちます。

そんな便利なベビーゲートやペットゲートはどこで購入したり設置したりすることが出来るのでしょうか?また、安全で快適な暮らしを守るうえで設置の際の問題点や解決策も、ご紹介したいと思います。

1. ベビーゲート・ペットゲートの設置も問題点あるあるとは?

そもそも、ベビーゲート・ペットゲートは、どこで手に入るのでしょうか?また、購入や設置に伴う問題点など、ベビーゲートやペットゲートに関係するあるあるをご紹介したいと思います。

■ベビーゲート・ペットゲートはどこで手に入る?

ベビーゲートやペットゲートは、置き型、突っ張り式、ロール式などの既製品があり市販のものを購入することが可能です。ペットやベビー用品を扱った専門店や家具量販店、ホームセンター、ネットショッピングなどで購入できます。サイズや素材、ブランドによって価格は異なりますが、一般的に安価なもので3,000円前後、機能付きのもので5,000~10,000円、品質やデザイン性が高くなると10,000円以上します。

さらに、既製品以外にもホームセンターで材料だけを購入してDIYで作るという方も少なくありません。

■ベビーゲート・ペットゲートの設置の問題点あるある

ベビーゲートやペットゲート自体を手に入れたとしても、設置してみると問題が解決されなかったり、違う問題が出てきたりすることもあります。一般的に多い設置の問題点あるあるは下記の通りです。

●サイズが合うゲートがない:階段や廊下のサイズに合うゲートがないため、入らなかったり、隙間が空いてしまったりしているというお宅は少なくありません。また、ペットによっては柵の幅が広すぎて通り抜けが出来たり、飛び越えてしまう高さしかなかったりして、間取りや暮らしに合わないという問題点があります。さらに、子どもの成長や身長に合わせていなければ、乗り越えたり、開けられるようになっていたりして、より危険が増すこともあります。ゲートがあることで、登ろうとして転落の原因になってしまうこともあり、ゲートの高さには注意が必要です。

●設置位置が悪くて危険:ゲートは置き型以外にも壁にネジで固定してドアのように開閉できるタイプもあります。しかし、壁に下地が入っていないところに固定してしまったために、ゲートがぐらぐらと不安定になり、危険度が増してしまったというケースがあります。また、階段のギリギリに設置してしまい、大人がまたいで通行する際や、開閉する際に、落下の危険が発生してしまうこともあります。さらに、置き型や突っ張りタイプのものは、ズレやゆるみが生じてしまい、ゲートとしての用途を果さないだけではなく、転倒の危険も起きています。

●生活感が出て好みのテイストが台無し:子どもやペットを守るものとはいえ、存在感や生活感のあるゲートは、こだわってコーディネートしたインテリアテイストに合っていないために、小さなストレスになったり、早く撤去したいと思ってしまったりすることもあります。

●安全にはなったが動線は悪くなった:置き型のタイプは特に大人は通行の度にまたいだり、動かしたりする必要があり、動作がし辛くなってしまいます。また、ゲートを避けて通るために動線が長くなってしまい、家事動線が悪くなるということもあります。さらに、ゲートに段差があってつまずきやすく転倒のリスクが増えてしまったケースもあります。

2. ベビーゲート・ペットゲートの施工はどこに依頼すればいいの?

市販のものでは好みのデザインが無かったり、サイズが合わなかったりした場合は、どこに依頼すれば良いのでしょうか?依頼出来るところと、設置の際のポイントをご紹介したいと思います。

■ベビーゲート・ペットゲートの施工はリフォーム会社に!

設置したい場所にピッタリのサイズのゲートが見つからない場合や、ペットの大きさや特徴に合わせたサイズや機能があるゲートが見つからない場合は、ゲートそのものの作成をオーダーして、設置してもらう必要があります。ゲートだけであれば、オーダーメイド家具屋に依頼することも出来ます。ただし、設置まで依頼するのであれば、家の作りやデザインに合わせて作成して設置出来るリフォーム会社に依頼することがおススメです。

リフォーム会社であれば、市販で売られている柵のようなデザイン以外にも、インテリアテイストに合わせた色やデザインのゲートが出来るので、生活感が出やすいゲートでも、欧米スタイルの家や、ホテルライク、モダンテイストなど生活感のないテイストに仕上げ、かつ安全な材料を選ぶことが出来るオーダーメイドデザインになります。壁にモールディングがあって凹凸があるために既製品が設置できない場合でも、壁の形状に合わせたデザインを作ることが出来ます。

また、家の構造を知っているので、壁に下地が入っている部分に設置したり、必要であれば補強したり出来て、施工の安全性も高まります。

■安全に快適に暮らすためのベビーゲート・ペットゲート設置ポイント

●閉め忘れリスクを軽減する

大人の通行のしやすさを考えると、置き型よりも開閉式のベビーゲートの方が使い勝手が良くなります。しかし、開閉式は閉め忘れによる事故が増えています。ゲートが開いてしまっていると設置した意味がありませんし、階段の場合は転落する危険性が増してしまいます。そのため、閉め忘れを防ぐために、オートロックやオートクローズ機能を付けることで閉め忘れによるリスクを軽減できます。

●適切な設置位置を考える

ゲートは適切な位置を考えて設置しなければ安全を守れるどころか、事故の原因になりかねないので注意が必要です。例えば、階段の転落防止に階段上に設置することが多いですが、幼い子やペットの中には、興味をもって階段下から登ろうとして途中で転落してしまうこともあります。そのため、階段下にも設置が必要となります。

また、危険性ばかりを考えてゲートばかり設置すると動線が悪くなってしまい生活しづらくなってしまうため、安全性や動線の確保など様々な方向から暮らしやすさを考えて設置することを意識しましょう。リフォーム会社であれば、子どもやペットにとって危険となっている原因や、間取りの不便さをプロ目線で見極めて、間取りや暮らしに寄り添った提案が出来るので、適切なゲートの設置位置をアドバイスしてくれたり、ゲート以外の良い解決策が見つかったりすることもあります。ゲートを含めた選択肢を広げるうえで、まずはリフォーム会社に相談をしてみましょう。

3. まとめ

幼い子どもたちやペットの安全な暮らしを守るためにベビーゲートやペットゲートは役に立ちます。家具量販店やベビー・ペットの専門店、ホームセンターなどで既製品を購入することは出来ますが、家にピッタリのサイズが無かったり、下地が入っていない壁に設置して不安定になったり、インテリアテイストに合わなかったり、動線が悪くなったりする問題点があります。そのため、リフォーム会社に依頼して、既製品ではなく家や暮らしに合わせたオーダーメイドを適切な位置に適切な施工で設置をしてもらう方が安心です。

幼い子どもから大人、大切なペットまで、みんなが快適に安全に暮らせる家にするために、リフォーム会社に相談してみましょう。