老朽化してしまった住宅に手を加えて、新築当時の状態に近づけることを、これまでは一般的に「リフォーム」と評していました。
昨今では「リノベーション」という言葉をテレビや新聞、ネット上でも頻繁に目にします。もちろん、「リフォーム」という言葉は現在も使用されていますがこの「リフォーム」と「リノベーション」という言葉には何か違いがあるのでしょうか? 実は以下のような意味合いの違いで区別されているのです。
リフォームとは?
基本的には原状回復の為の改修工事であり、不具合の限定的な箇所などへの比較的小規模な改修を指します。古くなった住宅を新築の時の状態に戻すようなイメージでしょうか。
古くなってしまった住宅(マイナス)から原状回復(元のゼロ)に戻す作業です。
リノベーションとは?
一方の「リノベーション」は「リフォーム」における修復なども含めて、更にご家族の要望や家族構成の変化(子供が独立して家を出た為に家族が減ったなど)にも適応すべく機能面やデザイン、間取りの変更など様々な側面において付加価値を新たに付け加えるのが目的です。「リフォーム」と異なり大規模なものを指す場合が多いです。
古くなった住宅(マイナス)から原状回復(ゼロ)を超えて新たな付加価値(プラス)を付け足す訳です。
「新築一戸建て」か「リノベーション前提の中古住宅か」?
実際にマイホームの購入を検討される際によく迷われるのが「新築住宅」にするか「中古住宅」のリノベーションを前提として購入するかですよね?
従来なら、いわゆる新築一戸建てがマイホームの代名詞だった時代もありました。でも最近では選択肢が増えており、その中でも特に注目を集めているのが「中古住宅」を購入してリノベーションする方法です。
実は「新築一戸建て」を購入する場合より意外とメリットが多いのです。
まず一つ目のメリットとしては、コストパフォーマンスが優れていることです。
新築物件なら価格的に高すぎて全然手が届かないような立地条件の良い物件であっても、「リノベーション」を念頭に置いて中古の物件を探すなら意外と安くリーズナブルな価格で購入出来るチャンスもあります。
中古住宅であれば同じエリアで広さも同じの新築物件と比較した場合、リノベーションに掛かる費用を含めても更に格安での購入が可能なのが大きな魅力です。その意味では、余り「新築一戸建て」に固執し過ぎると、せっかくのチャンスをみすみす逃してしまうかも知れませんよ?
一生に一度の大きな買い物ですから、先入観を持たずに冷静に比較検討されることをお勧め致します。
二つ目のメリットは何と言っても内装の自由度の高さが挙げられると思います。
各々の家族構成やライフスタイルに合わせて部屋の広さや配置などを見直すことで動線にも無駄がなくなり動きやすく快適な住空間が確保できるのです。
また各ご家庭が抱いていた夢や希望も実現させる良いチャンスですよ!
「インテリアにこだわったリビングにしたい!」「昔から広いウッドデッキに憧れていた!」「書斎を作りたい!」「老後を見据えてバリアフリーにしたい!」
などなどご家族の夢はたくさんあるでしょう。もちろん、制限はあるでしょうがそんな希望を叶える千載一遇のチャンスかもしれません。
最終的に中古住宅を購入して「リノベーション」で自分たちのニーズに合致するように付加価値を付けて作り変えるとして、最も大切なことは信頼できる良心的なリノベーション施工業者を選定することです。
弊社は創業1993年、もし少しでもリノベーションについて何かお考えであれば御見積だけでも取ってみては如何でしょうか。