ツーバイフォー住宅の一番の特徴は耐震性の高い壁なので壁が最も重要だと思っている方がほとんどかも知れませんが、実は、ツーバイフォー住宅は床も壁と同じくらい重要なのです。この記事でなぜ床が重要なのかを床の劣化が進み始めたときにはどのようになるのかも含めて詳しくご紹介していきます。
~ツーバイフォー住宅で床が重要な理由~
なぜ、ツーバイフォー住宅では、床が重要なのかというと、ツーバイフォー住宅はツーバイフォー構造という西洋式の住宅構造になっているからです。日本式の住宅構造は、大きくて長い木材を2本~4本使って枠を造っていきますが、西洋式であるツーバイフォー構造は1枚の長い板に2×4の小さな正方形の木材を隙間なく敷き詰めてその板を何枚も積み重ねて枠を造っていきます。
床は、住宅を支えるための土台となる部分であり、ツーバイフォー住宅は耐震強度の強さも兼ね備えていますのでもし、床の構造のバランスが崩れてしまうと、住宅全体のバランスが悪くなってしまいます。バランスが悪い状態で長時間放置してしまっていると、耐震性が低くなってしまい、自然災害の被害を受ける危険性が高くなります。
このような理由から、ツーバイフォー住宅の場合は、床も重要だといえます。
次の章では、ツーバイフォー住宅の床が劣化してきたときに起こる現象をご紹介していきます。
~ツーバイフォー住宅の床が劣化するとどうなる?~
ツーバイフォー住宅の床が劣化し始めると下記のような現象が起きることがあります。
①床がきしむ
ツーバイフォー住宅は、劣化が進んでくると敷き詰めていた木材が少しずつずれていって隙間ができます。隙間ができると歩いたときに床がきしみやすくなります。もし、ミシミシと床がきしむようであれば劣化が進んでいるということになります。
②床が変色している
ツーバイフォー住宅の床は、隙間ができやすいため空気が入りやすい構造になっています。空気がたくさん入ると、板がいたんで変色してしまいますので、床が変色し始めたら劣化し始めているサインです。
③床にカビが生える
ツーバイフォー住宅は、酸化が進みやすい構造になっているので、床の劣化が深刻になるとカビが生えてくることがあります。いちどカビが生えてしまうと床を張り替えるしかなくなってしまいます。
ツーバイフォー住宅の場合は、床の張替えをするには高度な技術が必要になりますし、時間がかかりますので早めに依頼することをおすすめします。
~まとめ~
さくらリフォームではツーバイフォー住宅の床のリフォームも行っておりますのでご相談ください。