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輸入住宅と聞くと、多くの方は新築をイメージするかもしれません。輸入住宅をリフォームしたり、輸入住宅を購入してリノベーションしたりした、という話を聞くことは少ないかもしれません。しかし、輸入住宅は新築だけではありません。年月が経てば、必要なリフォームもありますし、さらなる快適さを求めてリノベーションをしたい、というケースもあります。

しかし、輸入住宅のリフォームやリノベーションを耳にすることが少ないのはナゼでしょうか?リフォームやリノベーションをして、輸入住宅に快適に住み続けるためには、どんな点に注意すると良いのでしょうか?

1.輸入住宅の新築は人気なのにリフォームできる会社が少ない!?

そもそも、輸入住宅とはどのような住宅なのでしょうか?リフォームやリノベーションに関して、どんな問題を抱えているのでしょうか?

輸入住宅って何?

輸入住宅とは、北欧や北米、南欧などの海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入して、日本国内に建築する住宅のことです。

多くの輸入住宅の構造は、柱や梁で構成する日本の木造軸組み工法と違い、天井、壁、床の面で支える2×4(ツーバイフォー)工法で建てられているので、室内が広く、開放的になるうえに、地震に強いという特徴があります。

さらに、メンテナンスをしながら長く住むという考え方が反映されているので、耐久性が高く、木や石など、素材の良さを活かしながら長く住める家になっているという良さがあります。

輸入住宅のリフォームやリノベーションに特化した会社が少ない!

新築の場合は、輸入住宅を専門で取り扱っているハウスメーカーがあるため、建売や注文住宅など、選択肢が比較的多くあります。しかし、リフォームやリノベーションを専門とした会社になると、輸入住宅に特化した会社は、ほとんどありません。新築した会社にリフォームやリノベーションをお願いしようと思っても、アフターサービスの修繕程度で大きな改装を行ってくれなかったり、残念ながら倒産してしまっていたりして、どこに依頼すれば良いか分からなくなったという方もいらっしゃいます。

しかも、リノベーションで海外のインテリアテイストに仕上げることは人気ですが、デザインや雰囲気だけで、実際に輸入建材を使っているという会社になると少なくなってしまいます。輸入が出来ても、時間や費用がかかってしまうことも多く、日本の既製品を勧められてしまうこともあります。そのため、輸入建材で建てた輸入住宅では、リフォームやリノベーションによって、本物感が失われてしまうケースは少なくありません。

また、一般的な輸入住宅の構造である2×4(ツーバイフォー)工法は、リフォームやリノベーションが出来ない、と断られてしまうことも多いようです。しかし、実際には輸入住宅の知識があればリフォームやリノベーションをする方法はあるので、輸入住宅の知識がある担当者や、特化したリフォームやリノベーション会社が少ないことが問題となっていることが分かります。

2.輸入住宅をリフォーム・リノベーションする時の注意点

特徴的な輸入住宅を実際にリフォームやリノベーションするうで、後悔を招かないようにするためには、どんな点に注意する必要があるのでしょうか?

デザイン力だけではダメ!建材と技術力を確認

リフォームやリノベーション会社の中には、輸入住宅風なデザインや欧米デザインなどに、設計士やデザイナーが、プランニングしてくれるところは多いかもしれません。図面やパース上では、理想のデザインになっているかもしれませんが、家は平面ではなく、使いやすい空間、快適に住める場所にしなければいけません。

その点で、どんなにデザイン力があっても、それを叶える本物の輸入建材や、海外の建材の特徴を知って、それを活かしながら工事が出来る技術力が揃っていなければ、カタチにすることは出来ません。日本製の建材で、欧米デザイン風に仕上げられてしまうと、輸入住宅の良さを失ってしまうことさえあります。また、ドアや窓の付け方、使い方や活かし方が分かっていなければ、材料を輸入したものの、既存のデザインや造りにマッチしていない、ということもありえます。そのため、デザイン力も大事ですが、デザインをカタチにする力があるか、材料や工事実績があるかを確認して会社選びをしましょう。

暮らしに合わせた輸入住宅に!

輸入住宅の特徴には、その国の生活スタイルや気候に合った間取りや構造になっているという点があります。それは、デザイン性を感じさせるうえでの良さでもある反面、日本の生活スタイルや気候に合っていないという場合もあります。

リフォームやリノベーションでは、その問題点を解決する役割があることも忘れないようにしましょう。新築時には気付かなかった輸入住宅の不便さや問題点を、理解しているからこそ、さらに住みよい家にすることが出来ます。デザイン性や輸入建材にこだわりすぎて、問題点をそのままにしてしまっては意味がありません。

輸入住宅の良さをベースにしながらも、間取りや使い勝手は、自分の暮らしに合わせたものにすることを意識しましょう。そうすることで、お気に入りの輸入住宅を、さらに長く住みたい家にすることが出来ます。

3. まとめ

海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入して、建てられた輸入住宅は、輸入建材を扱っていなかったり、2×4工法に関する知識が無かったりして、リフォームやリノベーションが出来る会社が少ないかもしれません。しかし、そもそも丈夫で長く住めるように造られている輸入住宅なので、輸入建材や欧米デザインの知識があって、建材を揃え、カタチにする技術力のある会社に依頼してリフォームやリノベーションをすることで、住み続けられる家にすることが出来ます。

こだわって立てた大切な輸入住宅だからこそ、輸入建材や欧米デザインにこだわってリノベーションして、長く住める家にしましょう。