アクセントクロスを取り入れたい、オシャレな柄物のクロスを使いたいと思う方でも、自分の家に合うのだろうか、いつか飽きがこないだろうか、と心配される方は少なくありません。1つのクロスのデザインだけを見ればオシャレで惹かれるものであっても、それが部屋に合うのか、上手くコーディネートできるのかは分かりづらいものです。
そこで今回は、柄物クロスをアクセントクロスとして上手くコーディネートして、オシャレな部屋にリフォームする方法についてご紹介したいと思います。
1.アクセントクロスに柄物を使うのは難しい!?
クロスの中でも柄があることでコーディネートの難しさを感じる方は少なくありません。しかもその柄物クロスをアクセントクロスとして使うのはさらに難しくなるのではないかと感じるかもしれません。アクセントクロスに柄物クロスを使うことは難しいのでしょうか?
柄物だから飽きるわけではない!
柄物クロスを使うと飽きるのではないかと思う方は少なくありませんが、多くの場合飽きる原因は柄物だからではなく、柄物クロスのコーディネートが上手くいっておらず、部屋がごちゃごちゃした感じになったり、部屋の雰囲気と合っていなかったりして柄が目立つ、好みとは違う落ち着かない空間になったことに原因があります。
反対に、部屋に統一感がありまとまっていると、柄物のクロスが目立ちすぎることはなく、むしろオシャレなアクセントとなるので、飽きるどころかお気に入りの空間になります。
そのため、柄物クロスが飽きやすいと言われるのは、実際は柄自体に問題があるのではなく、無地のクロスやアクセントクロスを設けない場合と比べて、デザイン性があるためにコーディネートが難しくなり、失敗しやすくなることにあるかもしれません。柄物クロスは無難にまとめやすいクロス、失敗しにくいクロスではない、というわけです。
しかし、逆を言うと柄物クロスのコーディネートに成功すれば、こだわりが感じられるワンランク上のオシャレな家になるということでもあります。
柄物こそアクセントクロスに使いやすい!
柄物クロスは部屋の全面に張ると圧迫感がでたり、カーテンやラグといったファブリックや家具とのコーディネートが難しくなったりしがちです。しかし、アクセントクロスとして壁の1面や部分的に張るのであれば、全面に張る場合と比べ、まとめやすくなります。
しかも、柄があることでアクセントとしてのインパクトが充分得られるため、色のみでアクセントをつけるよりも、アクセントには柄、その他は無地を選ぶだけで良いのでコーディネートしやすいうえに、アクセントウォールとしての役割をしっかり果たしてくれます。
柄物こそアクセントに使いやすく、かつオシャレな雰囲気になります。
2.柄物クロスをアクセントに上手にコーディネートする方法
柄物クロスをアクセントに使う場合、飽きがこないように上手にオシャレにするためにはどのようにコーディネートすると良いのかポイントをご紹介したいと思います。
テイストを決めて逸れないようにする
柄物クロスを使う場合はテイストに沿った柄を選ぶことで派手さや、ごちゃごちゃしたまとまりの無い感じを防ぐことが出来ます。そのため、目指したいテイストを反映したりイメージさせたりする柄を知っておくことはコーディネートの役に立ちます。
例えば、人気のインテリアテイストを代表するような柄には下記のものがあります。
- 北欧テイスト・・・マリメッコ柄・幾何学模様
- ヨーロピアンテイスト・・・ダマスク柄・レンガ
- カントリーテイスト・・・チェック柄・小花柄
- モダンテイスト・・・ストライプ・幾何学模様
- ナチュラルテイスト・・・リーフ柄・花柄
テイストに合った柄のクロスをアクセントにすることで、インテリアに統一感が生まれます。まずはインテリアテイストを決めて、柄や色がテイストから逸れないように注意をしながらクロスを選ぶことが大切です。
上手なコーディネートは色が大事
柄物を選ぶと派手になってしまうのではないかと心配な方は、色を上手にコーディネートしてまとめることがポイントです。柄物のクロスはいくつかの色が使われていることで派手さを感じてしまうかもしれません。そのため、柄物クロスでも、室内のベースカラーをメインに使っている柄を選ぶことによって統一感を出すことが出来ます。また、暖色系や寒色系など色味を合わせることによってもまとめることができます。
さらに、柄部分が派手になりすぎるのを避けたいという方は、クロス自体の色は一色で柄を凹凸で表現しているクロスを選ぶのがおススメです。ベースとなるクロスと同じ色を選びアクセントとなるクロスだけ凹凸で表現された柄物クロスを選べば、派手にならず、むしろ陰影によって柄を楽しむオシャレな空間になります。
3. まとめ
柄物のクロスはオシャレで可愛い柄が多いものの、実際に家に使うと飽きがくるのではないかと心配な方は少なくありません。しかし、柄物かどうかよりも、コーディネートを失敗することの方が落ち着かない空間となり飽きがくるかもしれません。そのため、上手にコーディネートすることが大切です。好みのテイストを決めてテイストに合った色と柄のクロスを選びましょう。テイストを反映する柄を選べれば、その柄物クロスをアクセントにして他を無地にすることで、ごちゃつきを防ぎ、統一感のあるオシャレな空間にすることが可能です。
柄物だからという理由だけで躊躇せずに、テイストに合わせて柄物クロスを上手くコーディネートしてお気に入りのクロスに囲まれた空間を目指しましょう。