輸入住宅にお住まいのお客様から、浴室のリフォーム相談がありました。

お客様のお悩みは、主に以下のようなものでした。

1.21年前にこの家を建てた工務店さんが倒産して、相談出来ずに困っている。
一般の工務店や近くのリフォーム会社へ輸入住宅の相談をしても、対応が良くない。

2.既存の浴室のタイルが膨らみ、亀裂ができている。
そこから建物内部へ水漏れしないか不安。
この際ユニットバスへ変更したいが、
近所のリフォーム会社からは「ユニットバスにはできない」と言われた。

 

お客様のお話を詳しくうかがったところ、
こんな風にリフォームしたいとのご希望がありました。

・浴室を改修して、できれば防水性と保温性が高いユニットバスへ

・浴室にガラス窓を設けて、少しでも解放感がほしい

・洗面化粧台とトイレも素敵なものに交換したい

・浴室の出窓に網戸を付けたい

・ヨーロピアンスタイルのバスルームみたいに、お洒落な空間にしたい

 

こちらの建物は輸入住宅なので、当然ツーバイフォー(2×4)工法でした。

他のリフォーム会社はツーバイフォーの構造を知らないため、
「ユニットバスにすることはできません」と言ったのではないでしょうか?

ツーバイフォーや輸入住宅の構造を分かっていれば
そのような判断はしないはずなのですが、困ったものです…。

※写真:既存の浴室を解体すれば、ユニットバスがすっぽり入るようになりました。

それではリフォーム会社らしく写真でビフォー&アフターで解説しますね。

 

①浴室壁面

  

タイルが膨れ、亀裂のあったタイルの壁面。
「在来工法の浴室は概ね腰高まで防水処理がされているため、おそらく大丈夫ですよ。」と説明しました。
結果的に漏水の問題はなく、今回の工事で防水性と保温性が高く、しかもお掃除が楽なユニットバスの浴室が完成しました。

 

②浴室窓

  

以前の浴室の窓のサイズには敵わないですが、ユニットバスの縦横最大サイズに開口しました。窓は樹脂製のペアガラスで、断熱性もあります。

③洗面室

  

トイレはシャワー機能を付け、タンクも露出しないすっきりタイプにしました。
以前の洗面台は国産のTOTO商品でしたが、
今回は北米から輸入した、ペデスタルシンク(脚付きの洗面台)へ変更。
水栓金具も、北米の住宅やホテルで使用率の高いコーラー社のものを使用しています。

 

④浴室出窓

  

以前の出窓は網戸が無く、蚊や虫などの侵入が心配でしたが、
オーダーで網戸を付けました。これで夏場も安心です。

 

⑤壁紙

  

英国のデザイナー、ウィリアム・モリス。
カーテンやソファなどの生地が日本では人気がありますが、今回は壁紙をチョイス。
洗面室はもちろんですが、洗濯室の内部までモリスの壁紙を使用しました。
今回はイギリス調のデザインで、ヨーロピアンスタイルの実現です。

 

いかがでしたでしょうか。

このように、輸入住宅でも、ユニットバスへのリフォームができますし、
ご希望通りの素敵な住空間に仕上がります。
輸入壁紙や輸入建材を新たに使用して、既存の住宅の特徴を生かしつつ、また違ったテイストのお部屋にすることもできます。

輸入住宅は、ツーバイフォー工法が多く、輸入建材に頼っているため、
対応できるリフォーム会社は限られています。
何かあった時には、輸入住宅リフォームの実績のあるさくらリフォームへご連絡ください。
さくらリフォームでは、毎週土曜日・日曜日の午後2時からリフォーム相談会を開催しております。

リフォーム現場の経験25年以上のキャリアの私が、
輸入住宅のお悩みや相談に無料で対応いたしますので是非ご参加ください。
お待ちしております。


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テリー久井 リフォームマスター
資格/2級建築施工管理技士 住宅検査技術者(インスペクター)
リフォーム業界25年以上のキャリア。営業から企画設計、工事現場まで、一貫して住宅の建築に携わる。
大人になってから建築の仕事に興味を持ち、23歳でニューヨークへ留学。その後、現地の建売住宅やホームセンターを見るため、ロサンゼルスにも度々訪れる。
◆洋風デザインや輸入住宅が好きで、DIYで自宅のデッキやフェンスを作ったり、ペイントやタイルも施工もして楽しんでいます!