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子ども部屋の基本は健康と安全です。でも自分の部屋で勉強をするようになったら、勉強がはかどるような環境作りをしてあげることも大切です。

方角や色などあらゆるものにも、この五行は配当されています。「水=智」が表している方位は北。つまり学業に向く方位は「北」ということになります。
同様に、「水」に分類される色は黒と水色、金属は鉄、動物はブタ、穀物は大豆とされています。これらを上手に取り入れ、「智」を高めていきませんか?
今回は、バランスよく賢くなるための子ども部屋作りを風水の観点からご紹介します。

~小学生までは、「明るい青色」を使った部屋作りを!~

日本の風水は1200年もの間、その時々の新技術や知識、学問を取り入れて現代の形に進歩してきました。そんな現代風水の中に、“色”が人に及ぼす生理的反応や心理的作用を調査し、そこに「気」がどう関わるのかを研究した「カラー風水」があります。科学的な実験結果からも立証されている色彩効果をふまえ、考えられたカラー風水は特に成長期の子供には効果が高いものです。

このカラー風水で、「青」は沈静効果があり心を落ち着かせるとされる色です。勉強で大切なのは集中力ですから、子ども部屋は、集中力をアップさせ、落ち着いて勉強するために効果的な「青色を使うインテリア」でまとめるとよいでしょう。

「黒」も「青」同様、「水=智」に分類される色ですが、自発性と努力する楽しさが育つ小学生の時期に、陰の気も強くもつ黒や暗い青はあまりよい影響を与えません。カーテンや椅子、小物など、部屋のポイントとなるものに「明るい青色」を取り入れていくとよいでしょう。

智を高めるのは「水の気」です。
これをうまく取り込むためには、「水」に分類されるアイテムを使うことです。
色なら青と黒です。

~思春期の子どもの部屋は、黒をポイントカラーに!~

中学生になると、子どもはそろそろ思春期に入ってきます。そんな思春期の子ども部屋に向くのはダーク系の色。心を落ち着かせ、勉強に集中できるようになります。ただし部屋全体は明るくしておくこと。暗い空間で生活することは、風水的に運気を落とすことになるので、黒はあくまでもポイントカラーとして使って「智」のパワーを伸ばしましょう。

また、思春期の子供には、自我を見つけられる環境を作ってあげることも必要。そのためにはプライバシーを尊重するだけでなく、「個性を伸ばせる部屋づくり」をすることが大切です。そこでオススメなのが、自分流に自由に組み合わせることが出来る家具で個性豊かな発想でスタイリングできるので、自我を育て、前進する力が生まれやすくなります。

また、このとき天然木製のものを選べば、「木=仁」の気も取り入れられます。「水は草木を成長させ木をささえる」というように、「木」の気と「水」の気は、風水において五行相生関係(お互いによい影響を与える関係)にあるとされており、「水」と「木」双方のよい気をさらにパワーアップさせることにつながります。

勉強に疲れたときのために、
自然素材で癒しの空間を

「畳」は、(1)集中力を高める効果、(2)抗菌・浄化作用、(3)吸音・遮音性があり、子ども部屋の環境を、健康的に快適に整えてくれます。また、畳のい草は風水的には「木」に属しているので、「智」を高めるのにとてもいいだけでなく、「仁」の心も育むことができます。

風水では天然素材をふんだんに使うことが運を呼び込むとされているので、樹脂コーティングの床材やビニールクロスは自然素材でできたもので覆うようにするといいでしょう。い草で編んだラグマットを使えば、自然素材を手軽に取り入れることができますよ。

~まとめ~

さくらリフォームでは、今回ご紹介したリフォームも行っていますので子ども部屋のリフォームをご検討の際はお気軽にお問い合わせ下さい。