突然ですが、外壁リフォームをすればバリアフリー住宅にしやすくなるため親孝行になります。この記事では外壁リフォーム後バリアフリー住宅を設計する際のポイントをご紹介していきます。
~バリアフリー住宅を設計するときのポイント~
バリアフリー住宅を設計するときは、以下のことを意識しておくと良いでしょう。
①段差をつくらないようにする
前章でも解説してきたように、わずかな段差でも車いすで移動しようとするとひっかかってしまうので、できるだけ段差が無いようにしましょう。玄関は、スロープをつけるようにすると良いでしょう。スロープをつくるときには試作品が出来上がった段階でいちどお客様に実際に使ってもらって改善点がないかどうか確認してもらうことが大切です。
②バリアフリー住宅には、ツーバイフォー住宅のボックス型がおすすめ
ツーバイフォー住宅のボックス型は、他の構造の住宅と違い、玄関に段差が少なくフラットになっていて耐震性が非常に高いので1人暮らしをするという車椅子ユーザー向けの住宅であるといえますのでバリアフリー住宅を建てる際はツーバイフォー住宅のボックス型で設計することをおすすめします。
ご紹介してきたように、車椅子ユーザーが快適に過ごすことができる住宅を建てるためには車椅子ユーザーの目線で考えることが大切になりますので、設計を考える際には実際に車椅子を使いながら想定して設計していくとより良いバリアフリー住宅を建てることができます。
次の章では、バリアフリー住宅を建設する際に設備・部材選びで心がけてもらいたいことをご紹介していきます。
~設備・部材選びで大切にしてほしいこと~
設備・部材選びで心がけてもらいたいことは次のとおりです。
①キッチン
一般的なキッチンでは目線が合わないため、車椅子ユーザーの目線に合うキッチンをつくる必要があります。
車椅子ユーザーが料理をしやすいキッチンとは、全体的に高さを低くして、中が広く、周りを見渡すことができるオープン型(アイランド型)のキッチンにするようにしましょう。そうすることで車椅子でもスムーズに動くことができますのでストレスをあまり感じることなく料理を楽しむことができます。
②洗面台の高さを工夫する
洗面台は、車椅子ユーザーにとっては高すぎることがほとんどなので、車椅子ユーザーでも使いやすいように2~3cm低くつくるようにすると良いでしょう。さらに、洗面台の下の板をできる限り薄くすると車椅子がしっかり奥まで入れることができるので使いやすくなりますので洗面台をつくるときには、高さを低くしてつくるようにすると良いでしょう。
③できる限り柔らかく、滑らない素材で仕上げる
車椅子ユーザーは、壁に寄りかかりながら移動したり、四つ這いや膝立ちで移動するという方もいますので、できるだけ、柔らかく滑りにくい人工芝や自然石といった柔らかく、滑らない素材を使って床や壁をつくると移動するさいの痛みを軽減できたり傷ができにくくなります。
ご紹介してきたようにできる限り車椅子ユーザーの身体に負担がかからないような設備や工夫を心がけましょう。
~まとめ~
本当の意味でのバリアフリー住宅を建てるには、車椅子ユーザに寄り添うことが最も大切なことです。バリアフリー住宅は車椅子ユーザーだけでなく誰でも快適に過ごせる住宅だといえるでしょう。
さくらリフォームでは、バリアフリーリフォームも行っておりますので外壁リフォーム後はバリアフリーリフォームで親孝行してみませんか?