タイル調ではなく本物を!トイレの床に本物のタイルを使うメリットとは?

タイル調ではなく本物を!トイレの床に本物のタイルを使うメリットとは?ひと昔前まではトイレの床といえばタイルが一般的でしたが、最近はクッションフロアやタイルフロアが一般的に使われるようになっています。そのためタイルを床に使うと古臭いイメージがするという方もいらっしゃいます。しかし、一方でトイレの床材にクッションフロアやタイルフロアを採用する方の多くが、デザインはタイル調を選ぶほど、見た目としてのタイルは人気です。
トイレの床材に本物のタイルを採用することにはどんなメリットがあるのでしょうか?デメリットやリフォームでタイルを使用する際の注意点とともにご紹介したいと思います。

1.  トイレの床に本物のタイルを使うメリット&デメリット

タイル調のデザインではなく、本物のタイルをあえて選ぶことにはどんなメリットがあるのでしょうか?トイレの床材として本物のタイルを採用するメリットとデメリットはどんな点か、ご説明したいと思います。

トイレにタイルの床を使うメリット

  • 本物のタイルにしかない高級感と重厚感

タイル調と本物のタイルでは、質感が違います。本物のタイルがもつ高級感や重厚感は薄いシートやプリントされた色合いや風合いとは違います。本物のタイルを採用することで、トイレ内が落ち着きのある高級な雰囲気になり、細部までこだわっていることが感じられる空間になります。

  • 水に強く強度がある

ビニール素材の床材も水に強い性質がありますが、本物のタイルには劣ります。タイルであれば水分を弾くため、水を流せるように床に排水口を設置すれば、水を流しながら掃除をすることが可能です。タイルの中でも磁器タイルは吸水率が1%以下です。そのため、水の影響を受けやすい浴室やシャワールームとワンルームになったホテルライクなトイレにピッタリな床材です。

また、クッションフロアに比べ強度もあるので、傷がつきにくく、仮に傷が入ったとしても、タイルであれば傷が入ったタイル1枚だけを交換すれば良いのでリフォームが大がかりにならずにすみます。

  • バリエーションが豊富

タイルは色・サイズ・デザインのバリエーションが豊富です。しかも、タイルは世界各国で床材として使用されているため、日本メーカーだけではなく、海外メーカーの取り扱いも多くあります。床の素材を選ぶうえでタイルであれば、デザインの面でさらに自分のイメージに合ったものを選んだり、唯一無二のこだわりのトイレにしたりすることが出来ます。

  • 幅広いテイストにマッチする床材

タイルは世界各国で長年使われている床材なので、和洋問わず、またレトロテイストからモダンテイストまで年代も問わずコーディネートできることも本物のタイルのメリットです。例えば、タイルの床が古臭さを感じるということからも分かるように、小さなサイズのモザイクタイルを張れば和風レトロな空間になります。テラコッタタイルを張れば、北欧風や南欧風になります。特に欧米スタイルの家であれば、トイレの床にもこだわって本物のタイルで仕上げることで、居室だけではなくトイレまでトータルコーディネートが出来ます。

さらに、タイルは石や粘土によってつくられた自然素材です。自然素材にこだわってリフォームする際には、水に強い床材としてトイレを含め水回りにタイルは最適です。

トイレにタイルの床を使うデメリット

  • 足元が冷たくなる

タイルは冷たくなるため、窓がなく北側にあるトイレでは特に床が冷たく寒さを感じやすい空間になってしまいます。しかし、断熱性の高い家や、トイレではスリッパを履くという方にとってはタイルの冷たさを感じにくいため問題ないと判断される方もいらっしゃいます。

  • クッション性がない

硬い素材でクッション性がないため、足腰に負担がかかりやすい素材です。掃除のしやすさでは介護向きの床材である一方、足腰に負担がかかるためトイレでの動作に時間がかかる場合は介護には適していないので注意必要です。

  • 目地に汚れが溜まる

タイル表面は掃除がしやすい一方で、目地部分は溝になっているため、汚れや水気が溜まりやすく、掃除がし辛いというデメリットがあります。掃除が疎かになってしまうとカビが生えたり、水が染み込みやすくなってしまったりします。本物のタイルにしかない目地ですが、デメリットになってしまう部分でもあります。

  • リフォーム費用が高い

バリエーションが豊富なため、商品代もピンキリですが、クッションフロアと比較すると高価になります。さらに、クッションフロアは一枚のシートなので施工が比較的簡単ですが、タイルは1枚1枚職人の手作業で張る必要があるので、工事費が高くなります。そのため、トイレの床材の中でもタイルは特にリフォーム費用が高くなってしまいます。

2.  トイレリフォームでタイルを使用する際の注意点

タイルをトイレの床材に選ぶことには本物にしかないメリットがあり、こだわりのトイレにリフォームするうえで最適な素材です。こだわって選んだタイルでのトイレリフォームを失敗しないために、タイルを使用する際の注意点をご紹介したいと思います。

タイルのサイズ・カタチで見栄えが変わる!

タイルはサイズやカタチのバリエーションが豊富なので、よく考えて選ばなければ、タイルそのものは高級感があるものでも、トイレが狭く暗く見えたり、ごちゃごちゃした印象を与えたりするので注意が必要です。

例えば、比較的狭いトイレでは、大きめのタイルを使うとタイルの枚数が少なく目地が目立ってしまうため、狭さを強調してしまいます。小ぶりなタイルを選んだり幅の狭い長方形のものを長手方向に平行に張ったり斜めに張ったりして奥行き感を出したりすることで広く感じるトイレになります。また目地の色によっても、スッキリとしたモダンな雰囲気になる場合もあれば、膨張色で温かな雰囲気になる場合もあります。

タイルを選ぶ際には1枚のデザインや大きさを確認するだけではなく、張り合わせた時の見え方やトイレの広さに適したサイズや目地の色かどうかを、施工事例や3Dパースなどで確認しておきましょう。

排水口の有無をしっかり検討する

タイルは水を流して掃除が出来るため、排水口を設けると便利に感じるかもしれません。しかし、頻繁に水を流して排水口を使っていないと、下水からの匂いを防ぐために排水口内に常にある水が枯渇してしまい臭いを防ぐどころか臭いの元になってしまします。

バスルームやシャワールームとワンルームになったトイレの床であれば、バスルーム側に排水口を作り定期的に使うことが出来ますが、トイレ単体の場合は排水口を設置する際に注意が必要です。介護のためや掃除のしやすさを考えると便利に思える場合でも、衛生面に関係する部分なので、家の構造や掃除の頻度などをしっかり検討したうえで設置するかどうかを決めましょう。

3. まとめ

トイレの床材としてクッションフロアやタイルフロアが一般的になりつつありますが、昔から世界中で使われているタイルを採用することには多くのメリットがあります。本物のタイルにしかない風合いで高級感や重厚感を感じるトイレにリフォーム出来ます。また、バリエーションが豊富なので好みのテイストのタイルが見つかり、欧米スタイルや自然素材の家にピッタリなトイレにコーディネートすることも可能です。しかし一方で、本物のタイルにしかない目地が汚れの原因になったり、バリエーションが豊富なゆえにサイズやカタチを慎重に選ばなければ後悔する見た目のトイレになってしまったりするので注意が必要です。

床材にこだわり、本物のタイルを使ってトイレをお気に入りの空間にリフォームしましょう。




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