本格的なカントリーテイストのキッチンを作るポイントとは?リフォームやリノベーションの際に、オシャレなキッチンや部屋のテイストに合うキッチンにしたいと思うものです。キッチンメーカーはどこもラインナップが豊富で、モダン調やシック調、カントリー調などシステムキッチンの扉やキッチンパネルを選んでコーディネートすることが出来ます。しかし、素材やデザインにこだわってコーディネートした空間に『〇〇調』のシステムキッチンを設置すると、雰囲気が合わず浮いてしまうことがあります。

せっかくこだわってリフォームするのであれば、キッチンも素材やデザインにこだわって空間にマッチさせたいものです。そこで今回は本格的なカントリーキッチンにスポットを当て、どのようなキッチンにするとトータルコーディネートできるのかをご紹介したいと思います。
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1.自然の温もりを感じるカントリーキッチンを作るポイント

カントリーテイストの空間に馴染むキッチンにするためには、素材とデザイン、色のコーディネートが重要です。そもそも、カントリーテイストとはどのようなもので、どんなキッチンにすると良いのか、ポイントをご紹介したいと思います。

カントリーテイストとは?

カントリーテイストは欧米スタイルのひとつで、その名の通り田舎(country)の家のインテリアテイストです。田舎の自然に囲まれた土地で、自然の温もりや素朴さを感じさせるテイストなので、建材や家具、インテリア小物には天然素材がふんだんに使われます。

カントリーテイストの中にはさらに、王道とも言える木の茶系を基調とし、木の節が目立つナチュラルカントリー・アメリカンカントリー、白を基調として可愛らしさを感じる北欧スタイルのフレンチカントリーがあります。また、カジュアルな雰囲気のナチュラルやフレンチに対し、アンティークで重厚感のあるブリティッシュカントリー(イングリッシュカントリー)は、ダーク色でまとめます。カントリーの中でも可愛くなりすぎず、落ち着いた雰囲気にしたいという方は、イギリスの伝統的なスタイルを取り入れた大人な雰囲気が漂うブリティッシュカントリーがおススメです。

同じカントリーテイストでもそれぞれ使う色やコーディネート方法が違うので、まずはどのジャンルのカントリーテイストにしたいのかを決めることが重要です。

カントリーキッチンに欠かせない素材とデザインとは?

本格的なカントリーキッチンにするには、天然素材を使うことが重要です。ナチュラルカントリーのキッチンの場合は、節のあるパイン材で扉を作ります。一枚板ではなく、細長い板を張り合わせた扉がカントリーらしいデザインです。フレンチカントリーは同じく木を使いますが、茶色のままではなく、白でペイントすることでフレンチの可愛らしさが出ます。さらに取っ手にはアイアンバーや小ぶりの陶器やタイルが付いたつまみタイプのものを付けることでカントリー感が出ます。また、チェック柄のカフェカーテンと組み合わせるとアメリカンカントリーらしさが出るので、キッチン下部の一部を扉無しのオープン棚にして、赤のチェックカーテンで隠すようにするとアメリカンな雰囲気が出ます。キッチンやダイニングの窓のカーテンと同じ色柄を使えば、空間としてもアメリカンカントリーの統一感が出ます。

キッチンの天板や壁にはタイルを使いましょう。ナチュラルとフレンチ、どちらのカントリースタイルにもホワイトのタイルを使います。

可愛らしさをプラスしたい場合には、淡いブルーやグリーンなどペールカラーのタイルや塗装を使うことが出来ます。素朴さを際立たせたいのであれば、節が多い木を使ったり、タイルに茶系を使ったりすることが出来ます。

また、部分的に見せる収納としてキッチン背面や上部に飾り棚を設けることで、キャニスターやバスケットなどを飾り、カントリーテイストとしての統一感を出せます。

2.カントリーキッチンが似合う家にリフォームするポイント

カントリーテイストのキッチンを作るだけではなく、キッチンやリビングのリフォームもセットでコーディネートすることによってカントリーテイストのオシャレな家にすることが出来ます。どのようにキッチンを作るのか、どのようにリフォームすると良いのか、ポイントをご紹介したいと思います。

天然素材だからこそプロの技術が必要

カントリーキッチンの素材は、木やタイルなど、ホームセンターで手に入る天然素材が多いので、DIYでキッチンを作ることが出来るのではないかと考える方も少なくありませんが、天然素材だからこそプロの知識や技術が必要です。

扉に使う無垢材や節のある木は湿度や乾燥に合わせて呼吸をするので、反りや伸縮を繰り返します。その木の性質を知って作らなければ、割れや隙間の原因になります。水を使うキッチンでは特に、割れや隙間があると水が溜まり、カビや腐食、虫が発生する原因にもなりかねません。そのため、木の張り方や塗料の種類にはプロの知識が必要です。キッチンを作成するプロに依頼しましょう。

しかも、キッチンには水道管やガス、電気など専門的な分野が集中しています。ガスや電気は資格がなければ扱えない部分もあり、DIYでは作ることが出来ないので、キッチンの設置など、施工部分もプロに依頼するようにして、DIYをする場合は、飾り棚など、キッチンまわりのコーディネートを楽しみましょう。

DIYではなくても、本格的なカントリーキッチンにするにはオーダーメイドになるので、キッチンのデザインを考えるだけでも、充分DIYの感覚を味わうことが出来て楽しめます。

リフォームもオーダーメイドキッチンも出来る会社に依頼する!

カントリーテイストの家にリフォームすることはリフォーム会社に、カントリーキッチンを作るためには、オーダーメイドキッチンを専門で作る会社にそれぞれ別個に依頼することが可能です。しかし、出来るだけ家を統一感があるようにトータルコーディネートしたいと思うのであれば、両方が出来る会社に依頼することが満足度の高いリフォームを行ううえでのポイントです。

オーダーメイドキッチンを依頼出来るリフォーム会社であれば、室内で使う素材と同じ素材でキッチンを仕上げてもらったり、キッチンをより使いやすいように、収納の位置や高さ、導線も合わせたり、仕様もセットでコーディネートすることが可能です。また、パイン材のフローリングを使う場合にも、木の部分や節が多くて部屋全体がログハウスのようにならないように、どこに白を取り入れてカントリーらしいバランスにするか、全体的な雰囲気を合わせることもしやすくなります。

さらに、本格的にするには、輸入建材が扱える会社に依頼すれば、欧米の田舎町で実際に使われている素材を使うことができます。

造り付けの家具のように、キッチンがより空間に馴染むだけではなく、使いやすいキッチンにしたり、家全体をオシャレにバランス良くコーディネートしたりするうえで両方を担当出来る会社に依頼すれば安心です。

3. まとめ

欧米の田舎のインテリアスタイルであるカントリーテイストの家にマッチするキッチンにしたいのであれば、オーダーメイドで本格的なカントリーキッチンを作ることがおススメです。カントリーキッチンを作るには、天然素材を使い、パイン材で扉を作ったり、タイルで壁や天板を作ったり、アイアン、陶器をプラスして本格的に仕上げましょう。天然素材を使い水気の多いキッチンという環境なので、DIYではなくプロに依頼することや、より統一感を出し、本格的に仕上げるために、オーダーメイドキッチンを作ることが出来るリフォーム会社に依頼すると安心です。

カントリー調のシステムキッチンではなく、本格的なカントリーキッチンを使って、統一感のあるカントリースタイルの家にリフォームしてみてはいかがでしょうか。

 

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