1家族構成が変わって部屋数が不要になったり、使い勝手が悪くなったり、見た目もデザインも古くなってきたりすると、思い切って建て替えることを決意されるかもしれません。しかし、建て替えは出来ない、『再建築不可住宅』だと言われてしまったという方がいらっしゃいます。実は、総務省の調査によると(平成30年度住宅・土地統計調査)、中古物件のうち再建築不可住宅は、東京23区だけでも約23万戸もあります。
再建築不可住宅と認定されている物件では、暮らしを快適にすることや、オシャレな家にすることは難しいのでしょうか?

1.建て替えだけが選択肢ではない!リノベというベストな選択

再建築不可住宅でも、快適な住まいを手に入れるうえで建て替え以外の選択肢があります。再建築不可住宅とは何か、建て替え以外にどんな方法があるかをご紹介したいと思います。

再建築不可住宅とは?

再建築不可住宅(再建築不可物件)とは、その名の通り、再建築、今ある建物を解体して更地にして、再び建てる、建て替えが出来ない住宅のことを指します。

再建築が出来ない理由は、建物が建った後に法律などが変わってしまったためです。都市計画区域や準都市計画区域にある土地では建築基準法により、接道義務が設けられています。緊急車両が入れるように、幅員4m以上の道路に2m以上接していないといけない、という義務で、義務に対応していない土地には家を建てることが出来ません。そのため、建築基準法が定められる昭和25年前や、都市計画法が定められた昭和43年以前に建てた家の中には、今は家があって住むことが出来ても、一度家を解体して更地にしてしまうと、新たに建て直すことが出来なくなってしまう、という問題に直面している方がいらっしゃいます。

出来ないことより出来ることが沢山ある!?

出来ないことは、建て替えや手続きが伴う増築だけで、その家に住み続けることはもちろん、家をキレイにすること、オシャレにする方法もあります。出来ないことに目を向けると、家は劣化していく一方、価値が下がる一方に感じてしまうかもしれませんが、実は快適に暮らすことや、住み続けたくなるオシャレな家にするために出来ることが沢山あります。内・外装を綺麗にするためにリフォームをすることや、柱などの構造体を残してスケルトンにしたうえで、間取りを変えるようなリノベーションをすることは可能なのです。

リノベーションをすることによって、持ち主が住むだけではなく、賃貸として貸し出すという選択肢も増えます。再建築不可物件の多くは、建て替えが出来ないとはいえ、立地条件の良い場所が多いため、家の見た目や内装がキレイでオシャレになり、使いやすい間取りの物件になれば、住みたいと思う人は少なくありません。人気のリノベ物件で、しかも立地条件が良い場所となれば、人気賃貸物件のオーナーになれるかもしれません。

また、再建築不可物件は、一般的に物件価格が安くなるため、中古物件をリノベーションして住みたい人の中でも、注目の物件になっています。特に古民家やレトロな佇まいが好きな方にとっては、魅力的な物件をお得に購入する方法のひとつになっています。

2.スケルトンリノベで再建築不可住宅を住みたい家に!

再建築不可住宅を実際に、どのようにリ生まれ変えることが出来るのでしょうか?注意点とともにご紹介したいと思います。

新築ではなくてもスケルトンリノベでオシャレに便利に!

外壁塗装をしたり、クロスやフローリングを張り替えたり、表装リフォームをすることでも家をキレイにすることは出来ますが、時代を感じさせないオシャレなデザインにしたり、今の家族構成やライフスタイルにあった家にするためには、構造体だけを残して壁をなくしたスケルトン状態にしたうえでリノベーションすることがおススメです。

スケルトンにすることで、家そのものを増減築せずとも、部屋数や間取りを変えることが可能になります。玄関や窓の位置を変えることも出来るので、同じ場所でも日当たりや風通しの良い家にすることも可能になります。また、和風の造りを欧米風にすることも可能です。断熱材を入れて断熱性を高めることも出来るので、光熱費の削減にもつながります。

建て替えずに耐震補強で安心できる住まいにリノベ

再建築出来ない築年数の古い物件であるという点を考えると、ただ内装をキレイにしたり、好みの間取りやテイストにリノベーションしたりするだけでなく、耐震性などの家の強度面も確認しておくことは重要です。家を建てた当時と現在では耐震に関しても基準が変わっているからです。しかし、この場合も現在の建築基準法に基づいた耐震性にするために建て替えなくても、リノベーションをすることで、耐震補強を行い、安心して長く住める家にすることが可能です。

特にスケルトンリノベーションをするなら、間取りを変えるタイミングで柱や梁の補強をしたり、必要な柱や壁を増やしたり出来て、間取りのプランを立てる時点で耐震面も考慮出来ますし、見栄えよく丈夫な家に生まれ変えることが出来ます。

3. まとめ

法律上、建て替えが出来ない再建築不可住宅は、物件価値が低く出来ないことが多いように感じるかもしれませんが、リフォームやリノベーションを行うことは可能です。特にスケルトンリノベーションを行うなら、内装がキレイにオシャレになるだけでなく、耐震性や断熱性をあげることや、間取りや部屋数を変えて使い勝手良く、快適に暮らすように生まれ変えることも出来ます。

再建築不可住宅であっても、リノベーションによって、快適な状態でこれからも住み続けることも、賃貸物件のオーナーになって貸し出すことや、リノベ物件として売り出すことも可能になるので、物件価値はあがり、活用方法が広がります。

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