コロナ禍でも安心できる二世帯住宅に家をリノベーションするには?

二世代住宅リノベーション
核家族や一人暮らし用の家にリノベーションするケースが増える一方で、近年、特にコロナ禍で二世帯住宅が注目されるようになっています。既に二世帯住宅として建てられた物件を購入するだけでなく、リノベーションによって二世帯住宅に変えて住む方もいらっしゃいます。

コロナ禍で二世帯住宅が注目されているようになっているのはなぜでしょうか?リノベーションによって二世帯住宅にする際の注意点を含めて、ご紹介したいと思います。

1. コロナ禍で注目される二世帯住宅

一時は多かった二世帯住宅が減っていた中で、また、大家族が比較的少なくなっている中で、近年再び二世帯住宅が注目されているのはなぜでしょうか?

二世帯住宅で助け合える暮らし

コロナ禍で、思うように家族と会えなくなったり、帰省出来なかったりしたという方は増え、離れて暮らす寂しさを実感した方は少なくありません。また、共働き家庭では、急な学級閉鎖で子供たちを預ける場所がなかったり、家で見守る人がいなかったりして、誰かの助けを借りたいと思っても頼めない、という問題に直面した方もいらっしゃいます。さらに、高齢の親の介護をしたくても、様子が気になっても会いにいけない状況の中で、別々に住んでいる不便さを実感した方も少なくありません。

そのため、両親を家に呼んで一緒に住み始めたり、孫を預かって面倒を見たりする世帯が増えました。一時的であれば、宿泊する部屋や水回りの使い勝手の悪さなどは気にならないかもしれませんが、長期間や今後のことを考えると、家族全員が住みやすく、助け合いながら生活できる家として、二世帯住宅が注目され始めています。

マンションでもリノベーションで二世帯住宅に!

新築や中古物件で二世帯住宅を購入して住むことも出来ますが、家を引っ越して学校や会社を変えてまで始めるのには不便さを感じるかもしれません。また、慣れ親しんだ家で介護を行いたいと思う方もいらっしゃいます。そこで注目されている方法が、今の家をリノベーションして二世帯住宅にするという方法です。ちょっとした工夫で、二世帯になっても住みやすい家にすることが出来ます。

また、二世帯住宅にするタイミングで家の耐震性を見直したり、相続に関して話し合ったり、家や家族としての暮らしを見直す機会にもなります。中には、二世帯住宅と言えば戸建てをイメージする方は少なくありません。しかし、マンションであっても、二世帯で住めるようにリノベーションすることは可能です。マンションという選択肢も増え、二世帯住宅が身近になっているかもしれません。

2.二世帯住宅にリノベーションする時の注意点

ただ一緒に住むだけでは、不便さを感じるかもしれません。リノベーションによって快適に暮らせる二世帯住宅にするためには、どんな点に注意しておくと良いのでしょうか?

プライバシーの確保・距離感を意識した間取り

今暮らしている家をリノベーションして二世帯住宅にするのは、二世帯で住んでいた家をリフォームして使いやすくするのとは違います。今まで各世帯が別々に住んでいたのであれば、互いの暮らしのリズムやスタイルが確立されているので、プライバシーの確保や互いの距離感を意識してリノベーションするようにしましょう。

基本的に干渉せずに暮らしを別にしたいのであれば、『完全分離型』にして、玄関や水回りなどを全て分けて作ることが出来ます。マンションの場合は、玄関を2つ設けることは出来ないかもしれませんが、玄関ホール部分で2軒に分けるようにすることが出来ます。リビングや水回りなどを共有する『部分型共有』にする場合であれば、廊下を設けてワンクッション作るなど、防音対策を意識出来るかもしれません。また、『完全共有型』にする場合は、部屋に鍵がかかるようにすることや、誰の部屋を水回りに近づけるか、リビングに出やすい位置にするかなど、間取りを意識して良い距離感を保てるようにしましょう。

水回りの増設が出来ない場合アリ!

戸建てで、階数ごとに各世帯で住めるようにリノベーションする場合、キッチンやトイレなど、水回りをそれぞれのフロアに設置したいと思うかもしれません。現在、既に各フロアに水回りがある場合は、給排水管が通っているので問題ありませんが、現状水回りのないフロアに水回りを新たに設置するとなると、給排水管を通すために、大がかりな工事が必要になる場合があります。2×4構造か木造かによっても異なりますし、各階の水回りをどこに造るかによっても、工事の規模や費用、見栄えが変わってきます。そのため、構造に詳しく、施工経験が豊富なリノベーション会社を選ぶことは重要です。

また、マンションの場合は規約上、水回りを移動できなかったり、増設が出来なかったりする場合もあるので、前もって規約を確認しておきましょう。増設が可能な場合でも、給排水管を通すスペースを確保するために床をあげる必要が生じるかもしれません。段差が出来てバリアフリーにならない部屋も出てくるので、誰がどの部屋を使うかなど、間取りだけでなく段差などの立体的な点も確認しておきましょう。

二世帯住宅の場合は、各世帯に水回りが必要と感じるかもしれませんが、ライフスタイルによっては、浴室とキッチンは1つでトイレだけ別にしたり、ミニキッチンだけ増設したりと、それぞれの家庭によって便利なスタイルは異なります。生活してみると使わなかった、という設備機器を入れるために費用がかかったり場所が取られたりするのは勿体ないことです。二世帯住宅だからこうすべき、という間取りはないので、自分たちの暮らしにあったスタイルにリノベーションすることを意識しておきましょう。

3. まとめ

コロナ禍で家族と思うように会えなかったり、助け合って暮らしたりするうえで、二世帯で暮らすことが注目されています。二世帯住宅を新たに購入して住むこともできますが、今住んでいる家を二世帯住宅にリノベーションすることによって、住み慣れた環境での暮らしが出来るかもしれません。リノベーションの際には、互いの暮らしを尊重して、プライバシーの確保を心掛けましょう。ライフスタイルに合わせた水回りの位置や作り方も大切です。

コロナ禍でも安心して、助け合って暮らすために二世帯住宅にリノベーションしてみてはいかがでしょうか?




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