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LDKで存在感があるキッチンのデザインや素材選びは家のテイストやインテリアを形作るうえで重要です。キッチンには、設備メーカーやグレード、バリエーションがありますが、海外スタイルの家にリノベーションするうえで人気なのが、木製のキッチンです。しかし、ひとえに木製のキッチンといってもデザインや種類は様々です。また、木製以外のキッチンと比べて秀でている部分もあれば、劣っている部分もあります。

海外スタイルらしい木製キッチンにはどのような種類があるのでしょうか?そのメリットとデメリット、リフォームやリノベーションで採用するうえでの注意点を含め、ご説明したいと思います。

1.  木製キッチンってどんなキッチン?

どのようなデザインや造りのキッチンを木製キッチンと呼ぶのでしょうか?その特徴や種類、木製キッチンのメリットやデメリットをご紹介したいと思います。

木調ではなく無垢の美しさを感じるキッチン

一般的に木製キッチンと言われるキッチンは、無垢の木材が使用されているキッチンのことを指します。設備メーカーが取り扱っているキッチンの中には、木目柄の扉やパネルを採用したシステムキッチンがあります。見た目は木の様ですが、木目をプリントしているのが一般的で、木製のキッチンとは言えません。対して、木製キッチンは木調ではなく、本物の無垢の美しさを感じることが出来ます。

木製キッチンと言っても、どこに無垢材を使うか、キッチン全体に対してどれぐらいの割合かに関して、細かな定義はありません。そのため、無垢は扉やパネルだけで天板はタイルやステンレスのものもありますし、天板も全て木製のものもあります。

木製キッチンは、一般的な設備メーカーのシステムキッチンや木製キッチン専門のメーカー、オーダーメイドキッチン、輸入キッチンメーカー、大工さんや家具屋さんによる造作、など様々な方法で取り入れることが出来ます。

木製キッチンのメリット&デメリット

  • 木製キッチンのメリット

・木の高級感がある・・・プリントでは感じられない肌触りや模様は、高級感や重厚感があります。カジュアルなナチュラル色やホワイト色の木製キッチンを選んだとしても、安っぽさのない本物の高級感を醸し出してくれます。

・自然の温かみを感じられる・・・実際に触れても冷たさを感じない木素材で、見た目にも温かみを感じられるキッチンになります。家族が集う温かな空間にLDKをしたいという方にはピッタリの素材です。

・家具のようにインテリアに馴染む・・・ステンレスや人造大理石などが使われた一般的なシステムキッチンはモダンな家には馴染みますが、自然素材が溢れる空間や、自然を大事に取り入れる海外スタイルの家に馴染まず悪目立ちしやすくなります。しかし、木製であることから、他の家具のように部屋にコーディネートしやすくインテリアに馴染みます。

・唯一無二のデザイン・・・無垢材を使うので、全く同じ色や木目のデザインはありません。カタチやサイズは同じでも、木ならではのデザインが唯一無二のオリジナルキッチンを作り上げます。

・カタチを加工しやすい・・・木は加工がしやすいため、キッチンそのもののサイズや扉のサイズ、棚の量や位置など、オーダーメイドで作りやすく、リノベーションにはピッタリの素材です。キッチンの天板をダイニングテーブルと繋げた一枚板にしたり、他の建材と同じ素材で仕上げたり、キッチン単体ではなく、インテリアや家全体のテイストと合わせてコーディネートすることが可能です。

  • 木製キッチンのデメリット

・反りや隙間が生じる可能性がある・・・呼吸をする木は経年変化によって反りや伸縮が起こります。そのため、木の種類や厚み、どの素材をどこに使うのが適切かを理解していなければ、隙間が生じることがあります。輸入建材や自然素材を使っていて木の特徴を把握している会社や、木製キッチン専門のキッチンメーカーや木製に長けているオーダーメイドキッチンメーカーに依頼するようにしましょう。

・水や油に弱い素材・・・木そのものは水や油に弱い素材です。そのため、水を弾くような塗装をしておかなければ、染みや腐食が起こりやすくなってしまいます。天板まで全て木製のキッチンの場合は特にまめにメンテナンスを意識しておく必要があります。

・塗料次第で仕上がりが変わる・・・水や汚れから守るために表面にオイルやウレタン塗装などをすることが出来ます。しかし、塗装することでせっかくの木の手触りが失われたり、光沢が生じてしまったり、好みのテイストとは違う仕上がりになってしまうことがあるので注意が必要です。天板にタイルや大理石を使う場合や、艶がテイストに合うブリティッシュスタイルであれば、その点は問題ないかもしれません。

2.  木製キッチンで作る海外スタイル

木製キッチンは、家具の一部のようにコーディネートする海外スタイルらしいキッチンと言えます。海外スタイルに馴染む木製キッチンを作るために、テイストに合わせて素材を選んで、オーダーメイドで作ることも出来ますし、輸入キッチンを使うこともできます。輸入建材を使ったインテリアと合わせることで、海外スタイルの家にリノベーションすることが可能です。

例えば、木の種類やデザイン、組み合わせによって下記のように海外の幅広いテイストにマッチします。

・北欧テイスト:オークやメープルといったナチュラルブラウン系の無垢を使うことで、自然溢れる北欧テイストにマッチします。天板の角を無くして丸みをだすことで、北欧テイストの柔らかく温かな雰囲気をより演出できます。さらに可愛らしさを出すのであれば、ナチュラル系ではなく、ホワイト系を採用しましょう。

・南欧テイスト:ドアノブや脚にアイアンを採用することで南欧テイストらしさを演出できます。天板は、木カウンターやオレンジ系のタイルが似合います。シンクに陶器のボウルを活用すれば本格的な南欧テイストのキッチンになります。

・カントリーテイスト:パイン材などの節のある無垢を使い、天板には白や柄付きのタイルを使うことで、カントリーテイストのキッチンにすることが出来ます。

・ブリティッシュスタイル:こげ茶や飴色の木にグレーやベージュの大理石の天板と合わせることで、高級感漂うブリックタイルのキッチンに仕上げることが出来ます。パネルや扉に装飾を設けることで、英国の雰囲気を際立たせることが出来ます。また、装飾の施されたドアノブを採用することで、家具のような高級感が出ます。

3. まとめ

自然の温かみや高級感があり、唯一無二のデザインやオーダーメイドで、リノベーションに採用しやすい木製キッチンは、海外スタイルの家にマッチします。ナチュラル色やホワイト色の木製キッチンで北欧テイストやカントリースタイルにしたり、アイアンや木カウンターを使って南欧テイストに合わせたり、艶のある塗装や装飾でブリティッシュスタイルの木製キッチンを取り入れることが出来るかもしれません。しかし、木製キッチンは、木の特徴を理解していなければ反りや隙間が生じたり、メンテナンスが大変に感じたりする場合もあります。木製キッチンに精通したリフォーム会社やキッチンメーカーに相談するようにしましょう。

本物の木を使った木製キッチンで、大好きな海外スタイルのキッチンにリノベーションしましょう!