1毎日使う場所である水回りは、リフォームをすることで、家事がラクになったり片付く家になったり、暮らしやすさに大きく影響します。しかし、反対にリフォームを失敗したり、後悔が残るものになったりすると、毎日の暮らしが億劫になる場所でもあります。そのため、後悔が残らないように、しっかり考えて自分の暮らしに合う方法でリフォームする必要があります。

水回りリフォームの中でも、今回は洗面・脱衣所や手洗い器にスポットをあて、失敗例と失敗を避けるための対策をご紹介したいと思います。

1.  洗面&脱衣所リフォームの失敗例と対策

洗面台や洗面所、脱衣所を使いやすくする目的でリフォームしたにも関わらず、使い辛さを感じ後悔している方は少なくありません。どんな点に問題があったのか、失敗例と、その対策をご紹介したいと思います。

洗面化粧台は2ボウルも要らなかった!

朝の身支度時など、洗面所が混雑するという理由で、広くて2ボウルある洗面台にリフォームする方は少なくありません。ホテルのようなオシャレな洗面台になるという点からも人気です。しかし、2ボウルの洗面台を採用したにも関わらず使い勝手が悪かったり、片付かない洗面所になったりする失敗例があります。

2ボウルにすることで、洗面台に2人並べるようになったものの、水はねする場所が増え掃除が大変になってしまったり、使うのは片方だけで結局使わなくなったりするケースは少なくありません。2人が同時に使いたいのは意外と水ではなく、鏡付きのカウンター部分だったという方もいらっしゃいます。ボウルが2つあることで、鏡を使う時に化粧道具やドライヤーなどを置く場所が無くなって物が溢れるということもあります。

サイズの大きな洗面台を採用する際には、どうして洗面所が混雑するのか、ボウルが必要なのか、スペースが必要なのか、ボウルの数ではなくボウルの大きさを変えることや収納やコンセントを増やすだけで使い勝手がよくならないか、不便さを感じている理由をしっかり考えるようにしましょう。

洗面・脱衣・ランドリールームを分ければよかった!

洗面所と脱衣所はセットという固定概念があると、使い勝手が悪い間取りになることがあります。例えば、お風呂上りに歯磨きやドライヤーなど洗面所を使う家族がいると、他の家族がお風呂に入りにくくなります。そのため、洗面所と脱衣所を分けたり、ドアで仕切れるようにしたりしておけば良かっと後悔しておられる方は少なくありません。

洗面所と脱衣所を分けることで、洗濯物などの生活感がある場所を隠すことが出来ます。また、脱衣所と洗濯機を分けてランドリールームを作ることで日当たりの良い場所で室内干しが出来たり、キッチンなどの他の水回りと近い位置に配置して家事導線を短くしたりすることも出来ます。

洗面所と脱衣所、洗濯機置き場などをセットとは考えず、それぞれの用途が違うことを意識して自由に配置を考えるようにしましょう。

2.  手洗い器設置リフォームの失敗例と対策

ひと昔前までは、手を洗う場所は洗面所の洗面台のみでしたが、最近は感染症対策として玄関まわりに手洗い器を設けるお宅が増えました。しかし、感染症対策のためにと、急いで行ったリフォームも多く、後悔している方も少なくありません。手洗い器に関するどんな失敗があるでしょうか?対策とともにご紹介したいと思います。

コロナ対策に設けた手洗い器が小さすぎた!

帰宅後すぐに手を洗えるようにと、玄関まわりの空いている空間にとりあえず手洗い器を設けたというお宅は少なくありません。スペースが限られているため、また手を洗うだけなので、という理由からコンパクトな手洗い器を設置したことで、手を洗えるようになったものの、小さすぎて水滴が飛び散ってしまい、掃除が大変になったり、衛生的ではなくなったりした、という失敗例があります。

しかも、洗面所ではなく玄関ホールや廊下を活用したため、床は木フローリング、壁はクロスなど水に弱い素材を使っているお宅も多く、水滴による汚れが目立ってしまっています。

空いている場所にとりあえず手洗い器を設ける方法では、使い勝手の悪いサイズになってしまう可能性があります。水滴がはねないような大きいボウルや深型のボウルを採用し、床や壁の素材も水に強いものを選んで手洗い器を設置しましょう。また、スペースがないからと、小さなものを無理矢理設置するよりも、帰宅後の導線を考えて使いやすい位置に洗面台を移動させる方が使い勝手がよく、掃除をする場所も1か所ですみます。

アクセサリーの設置ができない!

手洗い器を設置する際には、使用時に必要となるアクセサリー類の置き場所も考えたうえで作らなければ実用的ではないので、すぐに使わなくなってしまいます。

手洗い器を設けたものの、ソープディスペンサーを置く場所がなく、手洗い器の隅に置いてヌメリの原因になったり、タオルハンガーを設置するところを考えていなかったために目立つ場所に設置したり、手を拭く度に床や壁が濡れてしまうという失敗は少なくありません。また、照明がなかったり、影になったりして手元が暗く、しっかり手が洗えているか確認しづらいというケースもあります。

手洗い器を設ける際には、ソープディスペンサーやタオルハンガーなどのアクセサリーをどこに設置するか、手元が暗くないように明るさは足りているか、場合によってはコンセントを設けるなど、一連の動きを確認して、必要なものが手の届く範囲に設置できる場所に手洗い器を設けるようにしましょう。

3. まとめ

使いやすく、快適にする目的で水回りのリフォームをしたにも関わらず、使い辛かったり、掃除が大変になったりと、リフォームは失敗だったと感じている方もいらっしゃいます。今回とりあげた洗面台を2ボウルにすることや洗面・脱衣所を分けないこと自体に問題があるのではなく、後悔の多くは、使い辛さの原因をよく考えていなかったり、とりあえず大きいものや、とりあえず空いているスペースに、と急いでリフォームを行ったりしたことに原因があるかもしれません。

失敗の原因が自分の家にも当てはまらないか参考にして、自分の暮らしにあった水回りのリフォームを行いましょう。