トイレのドアの位置で使いやすさや見た目が変わる!?

トイレのドアの位置で使いやすさや見た目が変わる!?家の間取りを考える際には、導線が短く、使いやすくなるようにレイアウトしたいと思うものです。しかし、部屋の広さや位置が良く、一見使いやすそうに見える間取りでも、出入りするドアの位置によっては使い辛くなってしまうことがあります。特に失敗が多いのがトイレのドアの位置です。

そこで今回は、間取りだけではなくトイレのドアの位置によって、どのように使いやすさや見た目が変わるのか、どんな点を意識してトイレドアの位置を決めると良いのかをご紹介したいと思います。

1.トイレのドアの位置を間違えると使いにくい?!

間取り的には便利そうに思えてもトイレの出入口となるドアの位置を間違えることで、使いにくいトイレや見栄えが悪いトイレになることがあります。トイレのドアの位置で多い失敗例と対策をご紹介したいと思います。

自由に使えない洗面脱衣所からトイレへの出入り

家事導線を短く、便利にするうえで水回りをまとめたり、マンションであれば給排水管の関係上、洗面所とトイレを並べてレイアウトしたりすることは少なくありません。洗面脱衣所や浴室に近いことから、トイレの位置は便利にはなりますが、だからといってトイレのドアを洗面脱衣所から出入りする位置に設けたために不便さを感じているというケースが多くあります。

洗面脱衣所を通ってトイレに入ることで、洗面脱衣所を使用している家族がいるとトイレに入り辛くなってしまうからです。そのため、家族が多いお宅では自由に使えないと感じるかもしれません。また、来客者がトイレを使用する際に、脱衣所や洗濯機周りの生活感のある空間が見られてしまうことが嫌だと感じる方もいらっしゃいます。さらに、洗面脱衣所内の壁の一部がトイレのドアとして使われることになるので、収納やコンセントなど洗面脱衣所内で使える壁が少なく、散らかりやすい水回りになってしまっていることもあります。

洗面脱衣所や浴室にトイレが近いこと自体は便利ですが、トイレのドアの位置は洗面脱衣所内を通らずに入ることが出来る廊下側などの位置に設置しましょう。

トイレが丸見えになる玄関

帰宅後すぐに利用できたり、お客様を家の奥まで入れずにトイレを使ってもらえたりするという便利さから、玄関近くにトイレを設ける方は少なくありません。

しかし、ドアの位置を出入りのしやすさだけを考慮して決めてしまったことから、玄関を入ると正面にトイレがあって、ドアを開けるとトイレ内が丸見えになってしまったと後悔しておられる方がいらっしゃいます。換気をするためにドアを開けたくても玄関から丸見えになるのは抵抗がある、と感じるかもしれません。しかも、来客中はトイレの使用がし辛いと感じるケースも少なくありません。

玄関近くにトイレを設ける場合は、正面ではなく死角になる位置にドアを設けるなど、玄関からの見え方も確認しておきましょう。

2.トイレのドアの位置を決める時のポイント

洗面脱衣所内や玄関から見える位置など、トイレドアを設ける点で避けた方が良い場所は分かりましたが、実際にトイレのドアを決めるうえで、どんな点を意識すると使いやすく見た目の良いトイレになるのでしょうか?トイレドアの位置を決める時のポイントをご紹介したいと思います。

ドアの種類に合わせて位置を決める

ドアの位置を決める時には、引き戸が開き戸か、などドアの種類によっても使いやすい位置が変わるということを意識しておきましょう。

開き戸の場合は、扉を開ける空間が必要になります。廊下に面したトイレの場合は、通行の邪魔にならない位置かどうか、また他の部屋のドアを開けた際にぶつからない位置かどうかを確認しておきましょう。位置によっては、壁や飾り棚などにドアのノブが当たってしまい、傷がついてしまうこともあります。ドアを全開した時のサイズを確認しておくことも大切です。

引き戸であれば、開き戸のような心配はありませんが、トイレ室内の壁に棚や収納、コンセントが設置できなくならないかを確認しておきましょう。また、ドアの位置を変えることで収納が増やせたり、おしゃれなトイレにするためにニッチやアクセントウォールを設けたりすることが出来る場合もあるので、ドアの位置を何パターンか変えて使いやすさや見た目をそれぞれ比較することで、より良い位置にドアを設けることが出来ます。

子育てや介護で使いやすいトイレドアの位置

トイレ内の使いやすさという点も意識してドアの位置決めることが大切です。特に、子育て中や介護のために排泄の手伝いや2人以上でトイレに入ることがある場合はドアの位置で使いやすさが変わります。

例えば、1畳程の一般的なトイレサイズの場合、トイレの便器正面にドアがあると、1人中に入っていると後ろからのぞき込むかたちでしかもう一人は中を確認したり、手伝ったりすることが出来ません。しかし、便器の横側にドアがあれば、中を見ることや手伝いがしやすくなります。さらに、3枚引き戸など開口が大きくとれるドアを採用すれば、トイレ内が狭くても廊下を活用して、車いすを横付けして便器に乗り移ることも出来るかもしれません。粗相をしても、便器の横や奥まで手が届きやすく掃除がしやすいという便利さもあります。

トイレは一人で使用する前提で間取りや広さを考えるかもしれませんが、年齢や家族構成によっては、手助けが出来ると便利なので、ドアの位置を工夫するだけで、間取りや広さを変えることなく使いやすいトイレにすることが可能です。

3. まとめ

トイレの使いやすさは間取りだけではなく、ドアの位置によっても変わってきます。トイレのドアの位置を洗面脱衣所内にしたことで使い辛くなったり、玄関からトイレが丸見えになる位置にドアを付けて後悔したりしている方もいます。トイレの位置だけではなく、ドアの種類や見え方を意識してドアの位置を決めるようにしましょう。また、便器の横の壁にドアを設けることで、介護や子育て中にも使いやすいトイレにすることも出来るかもしれません。

間取りを決める際には、部屋のレイアウト以外にも、ドアの位置を意識することで、さらに使いやすくオシャレな家を目指しましょう。




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