ツーバイフォー工法の家でもセルフリノベやDIYって出来るの?

ツーバイフォー工法の家でもセルフリノベやDIYって出来るの?頻繁に起こる地震に備え、耐震性の高いツーバイフォー(2×4)工法で建てられた家が改めて注目されています。実際に、東日本大震災でツーバイフォー住宅の95%が居住に支障がなく、新潟県中越地震ではツーバイフォー住宅の全半壊の報告はゼロ、阪神淡路大震災では、被災地のツーバイフォー住宅のうち96.8%がとくに補修をしなくとも継続して居住可能な状態を保ったことが分かっています。(日本ツーバイフォー建築協会による調査)ツーバイフォー工法は、そこに暮らす人の命や暮らしを守る家として、優れた工法と言えます。

そのため、今住んでいるツーバイフォー住宅を今後も大切に住み続けていこうと決意している方や、マイホームとして、ツーバイフォー住宅の中古物件を探している方が増えています。そして、その家を人気のセルフリノベやDIYして住もうと思っておられる方も少なくありません。しかし、ツーバイフォー住宅はリフォーム会社にリフォームが出来ないと言われた、という口コミもよく耳にします。プロに依頼しても無理だと言われるにも関わらず、セルフリノベやDIYを行っても大丈夫なのでしょうか?ご説明したいと思います。

1.ツーバイフォーをいじるには専門的な知識が必須!

ツーバイフォー工法で建てられた家は、セルフリノベやDIYをすることが出来ないのでしょうか?個人的に家づくりを楽しみたい方は、どんな点を意識しておく必要があるのか、ご説明したいと思います。

家と命を守る壁をいじっては危険!?

ツーバイフォー住宅は、そもそもリフォームやリノベーションが出来ない家ではありません。日本には在来工法で建てられた木造住宅が主流なので、北米発祥のツーバイフォー住宅の構造に対する知識がほとんど無いリフォーム会社が多いことに原因があるようです。

在来工法の建物は、家を支えている柱や、柱と柱の間にある筋交いを抜かなければ、壁を撤去して間取りを変えるリフォームが比較的簡単に行えます。対して、ツーバイフォー住宅は、壁で建物を支えています。そのため、構造を理解していない業者にとっては、壁を扱うようなリフォームやリノベーションを行うと耐震性が下がってしまい、地震大国と言われる日本では住む人の命を守ることが出来ない家になってしまうと考えます。そうなると、壁が取れない=リフォームが出来ない、になってしまい提案が出来ない会社が少なくありません。しかし、ツーバイフォーの構造に精通してルールが分かっている業者であれば、間取りを変えるようなリフォームやリノベーションであっても行えます。

このことからも分かるように、壁など構造を扱うことは、リフォームのプロでも知識が無ければ躊躇することなので、知識がない人が壁を撤去するようなセルフリノベを行うのは危険です。ネットでの情報や動画を見ながら、セルフリノベを楽しむ方もいらっしゃいますが、その多くは在来工法の家の施工例なので、工法の違いなども理解せずに真似をすると、もっと危険です。

水回りのDIYが危険なのはツーバイフォーだからじゃない!?

セルフリノベやDIYを避けた方が良いと言われる部分に水回りがあります。壁を動かしづらいツーバイフォー工法の家では、水回りを動かせないと言われることが多いため、一見ツーバイフォー住宅だから水回りのセルフリノベは危険だと思われますが、これは在来工法かツーバイフォー工法かどうかに関係なく注意すべき点です。

給排水管に関係する水回りは、少しのミスで漏水などの大きな影響が出やすい部分だからです。設備機器を交換するリフォームでも専門知識と技術が必要な部分なので、場所を移動させたり、新設したりするようなリノベーションはなおさらリスクが高くなります。セルフリノベを行ったことで、水漏れし構造体が腐食してしまうと家全体のリフォームが必要になることさえあり、趣味で楽しめるレベルではありません。費用を抑えるためのセルフリノベが高くついてしまうことにもなりかねません。

水やガス、電気などに関係する部分は、資格が必要な箇所もあるので、知識や技術がある、有資格者に工事を依頼する方が確実です。

2.ツーバイフォー住宅でも楽しめるDIYは?

構造の知識が無い人によるセルフリノベは特に危険なツーバイフォー住宅ですが、だからといってDIYを一切楽しめないわけではありません。ツーバイフォー住宅でも楽しめるDIYには何があるのか、おススメをご紹介したいと思います。

内装の仕上げはDIYで!

構造に影響しない部分であれば、基本的にはDIYを楽しむことが出来ます。特に、家づくりの楽しさを実感したいのであれば、内装の仕上げ部分をDIYすることがおススメです。

例えば、壁の仕上げにお気に入りのクロスを張ったり、珪藻土を塗ったり出来ます。壁は面積が広い部分なので、色や素材が変わるだけで部屋の雰囲気は大きく変わりますし、部屋ごとにテーマを決めて作り上げる楽しみもあります。部分的にタイルやモールディングを張ったり、壁に合わせてドアの色を塗り替えたりしてセルフリノベを楽しむことも出来ます。

2×4材を使ったDIYが人気

ツーバイフォー工法に関して知らない方は多いですが、DIYが趣味の方の中ではツーバイフォー材と言われる、ツーバイフォー工法で用いられる建材を知っている人は少なくありません。

ツーバイフォー材は、柔らかく加工がしやすいうえに比較的細いため、DIYしやすい建材として人気です。また、寸法が決まっていて整っているため、細かな加工や調整が要らず、棚や家具を作るのに最適です。ツーバイフォー材用の金具も多く販売されていて初心者でも気軽に楽しめます。

内装材をセルフリノベで仕上げ、ツーバイフォー材を使って棚やカウンターを取り付けたり、テーブルやベッドなどの家具を作ってレイアウトしたりするだけでも、家をキレイに、雰囲気を変えることが可能で、家づくりを楽しめます。

3. まとめ

壁などの面で家を支えているツーバイフォー工法で建てられた家は、日本では主流ではないため、リフォームの専門家でも構造の知識が無いという方は少なくありません。そのため、リフォームやリノベーションが出来ないと言われがちです。専門家でも知識が無ければ難しさを感じるツーバイフォー住宅なので、構造に影響するようなリフォームやリノベーションをセルフで行うことは危険です。また、水道や電気、ガスなど、ミスをすると家全体に影響してしまうような水回りのセルフリノベは、どんな工法かに関係なく避けた方が安心です。しかし、ツーバイフォー住宅でも、内装をDIYで仕上げたり、ツーバイフォー材を使った家具づくりなどを楽しんだりすることは可能です。

構造部分や水回りのリフォームは、ツーバイフォー住宅の構造に精通したプロに任せ、それ以外の部分はセルフリノベを楽しみましょう!




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